とにかくフランス語を勉強する

フランス語に加えてイタリア語もダラダラ勉強しているダメリーマンの記録

ワールドカップの残照

サッカーの代表戦は、フランス語学習者としてフランス代表に心情的に肩入れしている。先のワールドカップロシア大会で優勝を勝ち取った時は本当に嬉しかった。


でも、せっかく優勝したのに自分とフランスを繋ぐ唯一の窓になるスパルタ先生(フランス人)がサッカーに(というかスポーツに)全然興味を示してくれない。うーむ。。


そんなわけで、その喜びを消化しきれない中途半端感が少しあったのだが、この新鮮で色彩鮮やかな感慨も、他のサッカー大会の思い出のように徐々に色褪せてきている。。仕方のないこととはいえ、少し寂しくなった。


もっとこのワールドカップの残照を浴びておきたい。せっかく優勝したんだし(もう二度とないかもしれないし)、この感慨をフランス語学習に絡めて残しておきたい。。
ということで、紀伊国屋の洋雑誌コーナーで各雑誌のワールドカップ優勝記念号を買ってじっくり精読することにした。


Paris Match [FR] No. 3610 2018 (単号)

Paris Match [FR] No. 3610 2018 (単号)



幾つかの選択肢の中で、一番内容がギッシリ詰まっていた(というか、雑誌全体がワールドカップ仕様になっていた)PARIS MATCHを購入。
エンバペ、ジルー、グリエズマン、カンテ、ポグバ、パヴァールや、監督デシャンも含め、代表に係わる人たちの読み物が80ページ以上ギッシリあって本当に面白そう。


通訳案内士の試験勉強の息抜きに毎日少しずつ読む予定(大丈夫なのか本当に)。久々に雑誌買ってトキめいた。今から凄く楽しみ。(ナナはガイドが終わったら読む。。)

いつの間にあと3週

不祥事のダメ―ジをずっと引きずっているが、8月19日の試験は容赦なく近づいてくる。通訳案内士の筆記試験。3度目の夏。


正直、今回は2年前のやり直しがメインでモチベが上がらない。それでも試験対策はしっかりしないと。真面目に対策しないと受からない。


1次試験4科目の現状について。


通訳案内の実務。
新科目。電車の中、スマホでPDFテキストを何度か読んだけど、どうしても寝てしまう。当たり前の事ばかり書いてあって本当につまらない。(※あくまで個人の感想です)
まぁ人命優先、多様性尊重でガイドしなさいということか(超意訳)。何でこんなのを試験科目にしようと思ったんだろう。一般常識の範囲追加で充分だと思うけど。。
仕方ないので直前に想定問題を作って去年の一般常識対策みたいにまとめエントリー作ろうと思う。6割で合格だけど気が抜けない。


日本歴史。
前回も使った教科書で復習中。文化財、宗教史、文学史で半分は点が取れるので、映像資料も使いながら抑えていくのが大事。飛鳥、白鳳、天平弘仁貞観、国風、鎌倉、北山、東山、桃山、元禄、化政、明治それぞれの文化の特色を頭に叩き込むだけ。目処は立ったかな。


観光地理。
去年、超難化して阿鼻叫喚だったらしいですね。今年は去年の反動で易化すると良いなと思う(他力本願)。基本的に丸暗記マター多く、雑学の素養を加味したテストで、勉強の成果がストレートに点に結びつきやすい。今ごろ集中して時間を投下し始めた。2年前おざなりだった北海道、東北地区と、国立公園、あと観光庁企画ネタは重点的に。


フランス語。
スパルタ先生とレッスン中。先生が、日本のトピックについて色々聞いてくるので、全く知らない人に言って聞かせるように話す。質問が素朴なので気が抜けないし適当な事も言えない。


先生「花札って何ですか?」
自分「日本製のトランプです。日本の花をモチーフにしています、例えば桜、菊、百合、柳など。色々な遊び方があります。」
先生「どんな遊び方がありますか?」
自分「タワーを建てて皆と高さを競います。自分は30段まで建てた事があります。」
先生「あなたの話は全然面白くないので私を苛々させます。真面目に教えて下さい。」
自分「・・えーっと、名前知らないけど札を交換しながら点数を集めたり。あと、おいちょかぶとか。」
先生「そのルールを教えて下さい」
自分「・・忘れました。そもそも花札は爺臭くてやくざの遊びというイメージで一般的でありません。特に、若い人には馴染みがないでしょう。個人的にはやくざ映画のイメージと結びつきます。」
先生「やくざ映画って何ですか」
自分「伝説のスターの高倉健が演じるヤクザを主人公にした古い映画です。どこかで仲間や恋人のために暴れて、花札で事件を解決するのが大体の筋です。」
先生「そんな話が面白いんですか」
自分「見たことありません。」
先生「・・・」
自分「・・・」


色々と説明して来たし復習もそれなりにやった。それ以外でも2年前から読解力、表現力共にかなり上がっているし、蓄積がある筈。1次は受かるだろ。。


・・
今年は、8月13日、14日、15日が会社の夏季休暇。16日は有休取得するが、17日金曜日がどうしても休めないのが残念。お盆にどれだけ勉強を積めるか。。

震度7

前のエントリーを書いた後、会社で、いや自分の部署で、震度7級の不祥事が発覚して、職場も自分もずっと混乱している。


島耕作の世界でしか起こりえないと思っていたことが普通に起きた。職場の皆が正常性バイアスに嵌っていた。ブラックスワンは普通に身近にいたのでした。


あり得ないと思っていたことも、実際に起きてみて初めてあぁ普通にあり得ることなんだって納得できるというやつ。。


歳をとってくると、会社でどんなことが起きても、私生活に支障をきたすような動揺を受けることなどもうないと思っていたけど、やっぱり震度7クラスになると別で。


明日から無期限で外部の人間を招き入れての監査を受けなきゃいけない。個人レッスンは続けているけど、正直、ナナの講読がどうとか、通訳案内士試験がどうとか、そういう場合じゃなくて、今は溜息しかない。むー。

2018年度仏検1級2度目の敗北学習記録

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だるいけど、去年の仏検1級不合格から何をやったか残しておきます。

考えてみると、今回も通訳案内士試験の片手間で受けてたし、どこか試験をナメてました。去年7点差だったことに、どこか甘えがあったんだと思います。

1級は真面目に対策しないと受かりません。通訳案内士に受かったら、もう受けないつもり。でもよくやったよ俺。



Science et Vieとか、African Businessとか、L'Obsとか、L'Expressとか、去年から色々な雑誌を読んできた。読解問題に役に立ったとは思うけど、去年からある程度解けていたので、あまり伸びしろはなかったかなあ。


L'Assommoir (French Edition)

L'Assommoir (French Edition)

Amazon
ゾラの「居酒屋」。大惨敗を喫したガイドの面接試験の後に読む。「ジェルミナル」の主人公エチエンヌのお母さん、ジェルヴェーズ が主人公。むせ返るような庶民風俗の生々しい記述と、救いがありそうでない結末に圧倒される。これは「ナナ」も読まなきゃと思って、今読み始めたところ。楽しみ。


瞬間翻訳訓練をする - とにかくフランス語を勉強する
瞬間翻訳訓練をする第3ステップ2 - とにかくフランス語を勉強する
去年の通訳案内士試験対策。こんな訓練していて間に合うわけないのに。仏検1級1次にはほとんど関係ない部分だと思う。


体験レッスンを受ける - とにかくフランス語を勉強する
1月から個人レッスンを受けている。今も通訳案内士試験を目指して継続中。主には通訳案内士対策だけど、ディスカッションなどもして1級2次対応も考えていました。これは思い切ってよかった。スパルタ先生に会って世界が広がりましたね。


和文仏訳講座も始動する - とにかくフランス語を勉強する
アンスティチュフランセーズの通信添削の中の、上級和文仏訳講座を1ターム(10回分)しました。仏検1級を思いっきり意識しての活動。色々参考になる部分もあったけど、問題が難しすぎるし時間かかるのも難。フランス語でプロを目指す人用じゃないかなあ。

・・よくこの勉強量で受ける気になったなという感じ。


(追記)
2019年、リベンジしました。

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ナナを読む

先のエントリーで、通訳案内士試験にリベンジするべく、二次試験対策をレッスン講師と練った。今からやれることをやろうということ。


で、レッスンのない日は何をするか。色々迷ったが半年ぶりに小説を読むことにする。ずっと仏検用に勧められた雑誌ばかり読んでいたけど何か物足りないというか、没入できる何かを欲しくなったというか。。


ガイド試験を目指すと決めた2年前まで、フランス語を学ぶ喜びを小説の書取に見出していた人間なので、資格の刺激と、小説の刺激の間で揺れ動く中で、また小説の方に回帰したくなったというか。。


本能的な欲求(大袈裟)に抗わない。とにかく「ナナ」を読みきることにする。本は買わない。Wikisourceをプリントアウトするだけ。




「ナナ」は、自然主義の大家エミール・ゾラの作品で、「ルーゴン・マッカール叢書(大河小説シリーズのようなもの)」20作品群の9つ目にあたる。同じくゾラの「ジェルミナル」「居酒屋」を読んで来たからには、これも攻略したいなと思っていた。


「居酒屋」の主人公ジェルヴェーズ・マッカールの娘、「ジェルミナル」の主人公エチエンヌ・ランティエの妹、にあたるナナが主人公ということで、本当に楽しみ。ナナは「居酒屋」にも幼少の娘として結構登場してたな。


・・通訳案内士の一次試験4科目試験対策は、直前の監獄合宿の際に一気に片づけることにする。これで一次で落ちたら目も当てられない。

まだまだ続く

仏検が終わり、プライベートレッスン講師のスパルタ先生に残念な不合格報告をしつつ、これからどうするか話し合いをした。


個人的には貴重な先生だと思っているので、先生が関西にいる間はガイド試験の面接試験対策の方向に特化して鍛えてもらえないかとお願いをして、取り敢えず夏いっぱいまで契約を延長してもらうことになった。


授業の内容は変更。先生から日本の観光、歴史、文化、風俗分野についての題材(「着物」「俳句」「鰻丼」とか色々)を無作為にガトリング砲のように繰り出してもらい、説明を返しつつ、圧迫質疑を受ける流れにする。通訳案内1000本ノックみたいなもんだ。


今度の通訳案内士試験は本当にどうしても受かりたいので(仏検も受かりたかったけどさ・・)、そのためにも真面目にどんどん批判、罵倒、提言をして欲しいというお願いをした。


ただ日本語を全く理解しない先生なので、面接の一つの要件である逐語訳の訓練が出来ないのは問題。この先生のレッスン料が破格なのは、その理由に因るところが大きいんだけど、そこは自分で何とかしなきゃいけない。


後はボランティア式実地訓練が出来れば。。ガイドが発揮すべき色んな要件(語学力だけじゃなくて、ホスピタリィとか、マメさとか、そういうの)も学ばないとダメだなと思案しつつ、案内対象に先生の人脈紹介待ち。期待せずに待つ。

2018年度仏検1級1次結果






通過した方はおめでとうございます。2次でも日頃の鍛錬の成果を遺憾なく発揮できることを祈っています。
自分は去年より5点ストレッチしたけど、合格基準点も2点伸び、結果4点足りず。去年から3点しか詰められませんでした。
おそらく平均点は66点くらいだと思う。


去年より名詞化、聞取で点を伸ばせたけど、逆にある程度取れていた前半部分で殆ど点を失い、和文仏訳は相変わらず絶望的という苦しい展開。やりようにやってはもう少し点を積めたと思うし、終わってみると悔いが残る。


一番大きな敗因は、去年に、書けないと受からないって考察してて今年も実際そうだったのに、それに対する対策を積んでいなかったことだと思う。


150点満点のうち、30〜40点分くらいは正答率が低い短答型設問が占めているこのテスト、自分に与えられた時間のリソースを考えると、この部分で計画的に点数を積み上げていくのは困難だと思っている。


だから、正答率と配点比率が比較的高い部分から着実に点を積み上げないとダメだろうと言うことで、自分の場合は、特に苦手な和文仏訳がキーポイントだと分かってはいたんだけども。。


1月からやるぞと勢い込んで始めた通信添削は仕事のバーストを口実に1クールしか続けられなかったし。。


いや、それ以前の大前提として、作文に限らずフランス語に触れる絶対量が足りなかったかなぁ。かなり楽天的すぎたような。反省点は色々。


・・
とにかくこれで1つの区切り、仏検はもう良いや。勿論、取れるなら取りたいが、来年まで引っ張って頑張っても点を積み上げられる気がしないのが本音。
再挑戦予定の通訳案内士試験に落ちたら、3たび受けるとか言い出すかもしれないけど、そんなシチュエーションは想像したくもない。とにかくお疲れ様でした自分。


(追記)
勉強履歴振り返りました。

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セーブル窯の誘惑

大阪北浜の東洋陶磁美術館で、フランスの名門セーヴル窯の展示会をやっていたので見に行った。(あと2週で終わりという。。)





大好きな美術館。先の地震で陶器が割れるとか、そういう被害は特になかったみたいですね。良かった良かった。


今回は昼前の、人が少なそうな時間を狙ったが、それでも平常点の時よりも3倍くらい人がいた。西洋陶器の吸引力凄い。


殆どの陶器で写真撮り放題というのが出色。インスタ映えは大事だよなあ。俺はやってないけど。


自分は皆が写真に撮らなそうな目立たないやつを何枚かパチリ。













300年の歴史を総括するものなので、クラシックなものから、新世代の前衛的なものまで色々。お腹いっぱい。


作品の展示ガイドは日本語だけ、作品リストも外国語は英語だけで、フランス語が全くなかったのは残念でした。

通訳案内の実務がどうとか



今週は気分的に沈んでいた。


自分の住んでいるところが月曜朝に起きた地震震源に近いところだったので、色々受けた影響が大きかった。


さすがにフランス語にまで気が回らない。プライベートレッスンもキャンセルした。受ける気になれなかった。


それでも余震が治まって、ライフラインもガス以外は回復して(まだ水風呂が続いてて辛い)、殆どの店が営業を再開して、まるで何事もなかったかのように日常は戻ってくる。


・・
そろそろ自分もまた動き出さなきゃな。次は通訳案内士試験対策か。3度目。。今年から新科目として加わった「通訳案内の実務」とかいうやつを見てみる。


通訳案内の実務筆記試験について
https://www.jnto.go.jp/jpn/projects/visitor_support/interpreter_guide_exams/guideline30.pdf#page=8
(PDF注意)


・試験は、通訳案内の現場において求められる基礎的な知識(例えば、旅行業法や通訳案内士法等の業務と密接に関係する法令に関する基本的な内容や実際に通訳案内業務に就くにあたっての訪日外国人旅行者の旅程の管理に関する基礎的な内容等)を問うものとする。
・本科目については、原則として、観光庁研修のテキストを試験範囲とする。
・試験の方式は、多肢選択式(マークシート方式)とする。
・試験時間は20分とする。
・試験の満点は、50点とする。
・問題の数は、20問程度とする。
・合否判定は、原則として30点を合格基準点として行う。


試験問題少ないから学ぶ範囲少ないのかなあと思ってテキストを見るとこれが重い。190ページある。
http://www.mlit.go.jp/common/001231951.pdf
(PDF注意。重い)


テキストにざっと目を通すと、常識的な内容が多いように見えるけど、むしろそれ故に眠くて辛い。メンタルヘルス実務検定の時に感じた地獄に似ている。


6割取れば合格らしいけど、全く勉強しないで合格点を取るのは難しいのかな。救護介護、宗教の違いあたりは、自分でも簡単に問題が思い浮かぶようだ。絶対何問か出題されるだろう。まぁ取り敢えず少しずつ読み進む。


あと、この科目は、試験科目になかった昨年以前の合格済登録者全員に5年に1度の研修受講(テスト付き)を義務付けるらしいが、何の利権だよこれ。。


・・
今年の1次試験は8月19日の日曜日。あと2ヶ月もない。お盆期間中に、通訳案内士試験対策200時間走り込み合宿を菅平で行う予定。

2018年度仏検1級1次

今回は地方で仏検を受験しようと思い立ったので、当初の目論見では、土曜から仏検を兼ねて泊まりがけ旅行の体にするつもりだったのだが、直前になって土曜に仕事で倉庫に行く羽目になり、結局日曜の日帰りに。宿はキャンセル。


さらに、当日になって、外出した後に受験票を忘れていたのに気づくが、まぁこれは試験会場でゴネれば良いかと気を取り直す。


ターミナル駅に午前中に着いて、駅前のスタバで対策問題集を解いておく。単なる気休め。その後、試験会場へ。





今まで受けて来た関西の試験会場と違って、運営がアナログで面白かった。写真の他に何も案内がなかったり、試験前20分前でも、受付に誰もいなかったり・・


あと地方の仏検って、受験者が本当に少ない。自分が受けた会場は1級は2人、2級は4人だった。大教室に2人というのは中々壮観なものでした。


地方になると、こういうマイナーな言語は講師とか学校とか、入門を超えたレベルの学習環境を提供するリソースが極端に少ないんだろうなあと思う。だから比較的高い級の受験者は都市部に偏るんだろうな。


・・
肝心の試験詳細は別途。今日は疲れたので自己採点もしてない。感触は去年より落ちたなと。(だから自己採点したくないんだけど)


最後のトラブル。
2時間の筆記試験問題の後、書取聞取試験までの休憩の間、喉が乾いたので自販機でポカリスエットの親戚のイオンウォーターを買ってグビグビ飲み干したら急に腹痛に襲われる。


試験再開前、席でお腹を押さえてうずくまっていると、様子が変だったのだろう。試験監督の方にまで心配される始末。書取中は辛かったけど、聞取中にはほぼ回復。何とか持ちました。


試験後、サッカー場まで歩いて、Jリーグ見て帰郷。


(追記)
結果出ました。

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