とにかくフランス語を勉強する

フランス語に加えてイタリア語もダラダラ勉強しているダメリーマンの記録

ゾラ

モーパッサンは本当にシンプルで明瞭なのか調べる

フランス文学の話。 面白い論説を見つけたので紹介します。執筆者はモーパッサン愛好会の方です。 モーパッサンの語彙に関する量的研究 Une étude quantitative du vocabulaire de Maupassant 内容は「モーパッサンの文章は本当にシンプルで明瞭なのか?」と…

今度こそナナを読む

試験の後、月曜は有休をとってゆっくり帰阪、火水木とフランス語に全く触れず仕事に集中して逆に元気が出た。 ただ直近1カ月は、ずっと毎日3時間をノルマに通訳案内士の試験対策をしていたので、その時間拘束がなくなると、それはそれでおかしな感じだ。特…

ナナを読む

先のエントリーで、通訳案内士試験にリベンジするべく、二次試験対策をレッスン講師と練った。今からやれることをやろうということ。 で、レッスンのない日は何をするか。色々迷ったが半年ぶりに小説を読むことにする。ずっと仏検用に勧められた雑誌ばかり読…

居酒屋読了

ゾラの「居酒屋」を読み終えた。全行程で36日ほど。年末年始も、毎日1時間ずつ意図的にゆっくりじっくり読み進んだ。あらすじはWiki(⇒)の通り。 L'Assommoir (Le Livre de Poche)作者:Zola, Emile発売日: 1996/01/01メディア: マスマーケット (以下、…

ゾラの世界に浸る

居酒屋(⇒)を読み始めて1週間。 今は資格対策から解放されて気楽だ。毎朝少しずつゾラの文章を読み進むのが楽しい。(ただ、この営みがずっと続くとそれはそれで刺激がなくなってきて資格受験の刺激が懐かしくなるんだろうけども。) 語学学習の楽しみ方っ…

今度こそ居酒屋を読む

火傷して覚めて少し経って変な感じ。何か色々と大仰だったな。資格を取って集大成にする、区切りをつけるとか、そういう構え方はあまり良くないんじゃないかとも思ったり。 勉強自体に終わりはないんだ。続けたければ続ければいいし、止めたくなったら止めれ…

「居酒屋」を読む

通訳ガイド対策の一環としての勉強も飽きてきた。孤独な営みなので、意識的に息抜きしないと刺激がなくなってだらけてくる。 まぁ4ケ月以上頑張ってきたわけだし、少しくらい好きなことをしようと開き直って明日からまた小説を読むことにした。 L'Assommoir…

水車小屋攻撃他七篇終了、そしてディクテ編終了

明日から短期とはいえ出張があるので今日中に終わらせると決めていた。昨日書取を終えた時点でまだ分量にして20分も残っていて厳しいかなとは思ったが。 今日は出張前の残務処理のために午前中は休出、午後から本町方面のベローチェで3時間書取を続けた(…

一夜の愛のために終了

書取の締めくくりが近づいてきたが、変化も付けず粛々と続ける。今日で6つ目終了。2週間かけて何とか終わらせた。 スクリプトは(→)、音声は(→)。安心と信頼のWikisource&Litterature Audioによるコンビネゾン。ゾラは大体ソースが揃っているので助かる…

ジャック・ダムール終了

5つ目終了。自分の主義主張に素直に従って生きたために、数奇な運命を辿ることになった彫金師の足取りをたどる人生譚モノ。スクリプトは(→)、音声は(→) こんな感じの、世の趨勢とか望ましいとされる方向に合わせることが出来ず、不器用に人生を送らざる…

周遊旅行終了

4つ目終了。仏題はVoyage circulaireという。13分しかないので2日半で終了した。スクリプトは(→)、音声は(→)。 丁稚のカップルが1ヶ月の休みをもらい、慌ただしいノルマンディー観光の中で試行錯誤した末に旅行の真髄を見つける話。非常にシンプル…

シャーブル氏の貝終了

短編3つ目のシャーブル氏の貝が終了。2週間かかったが、例によって雰囲気に慣れた後半はザクザク進んだ。難易度的にはゾラの中では低い方と思われ。スクリプトは(→)、音声は(→)。 あらすじ。 子宝に恵まれない歳の差夫婦が、妊活のためには貝を食べる…

小さな村終了

短編2つ目の小さな村の書取終了。って分量が7分半しかないから1日半で終わった。スクリプトは(→)。音声はどこかにあったけどリンクなくしてしまった。 誰も名前を知らないような実在の長閑な村が、戦争の舞台になることで、戦場の血なまぐさい地名の記…

水車小屋攻撃終了

7つの短編のうち、まず1つ目の水車小屋攻撃が終了。93分の読み上げに対して18日かかった。 舞台は普仏戦争時のフランスの片田舎。プロイセンの侵攻を受け、成り行きからフランス、次にプロイセン、両軍の砦として使われる事になった水車小屋と、そこで…

小説の書取は最初が難しい

短編集の書取は、1つ目の水車小屋攻撃から地道に進めていて、4割くらいのところ。 自然主義作家は風土、社会、人物と描写のレイヤーを徐々に掘り下げていき、不意にセリフを挿入して話を転がしていく形が多いと感じる。 話の初っ端は、その世界観が全然分…

映画版ジェルミナルを見る

ジェルミナルは3回映像化されていて、最近だと1993年版の映画があるらしい。 早速見てみた。2時間半の超大作。ぼんやりザッピングしていたが、セリフは明快に聞き取れたり、あまり聞き取れなかったり。 プロットはディテールまで原作に忠実。炭鉱街の…

「水車小屋攻撃 他七篇」を読む

ジェルミナルの後をどうするか迷っていた。語学を学ぶという文脈で、もう書取を続ける意味があるのだろうかと。もっとプラクティカルなことを考えてもいいんじゃないかと。書取が自己満足に過ぎないことを認めるのは辛い事だけれども。 ・・それでも、もう1…

ジェルミナル書取終了

終わった。去年の10月25日から半年かかった。形容しようのない感慨に浸りつつ、この半年の歩みを反芻する。 (以下思いっきりネタバレを含む)

ジェルミナル7−6

ジェルミナルばかりしつこいけどゴール間際だし。 長かった7章5節を終え、今日から最後の最後となる7章6節へ突入。分量にして25分49秒。フルマラソンでいえばラスト1kmくらいのところ。脳にサライが木霊し始めた。 それにしても昨日終えたばかり…

ジェルミナル7−5

ジェルミナルの書取は現在7章5節の真ん中。終了ターゲットを4月28日と定め、粛々と書取進んでいる。話が佳境なので修羅場が続き、毎日話がどんどん転んでいく。 もう少しで半年続いたこの炭鉱世界や個性豊かな登場人物たちとの付き合いも終わりと思うと…

ジェルミナル7−3

ジェルミナルの書取は最終第7章3節の終りの方。フィナーレの6節が近づいてきた。4月中には何とか終わる。 話の終焉を示すトリガーみたいなもののは見えてきたが、どう収束するかは未だ見えないでいる。 フィナーレが近づいてきて緊張が高まってくる。書…

ジェルミナル6−5

この週末の土日は普段の1日1時間の制限を破って、2日で合計7時間の書取をしたから疲れた。 ジェルミナルの書取が最近遅滞してきていて、当初終了予定にしていた4月末からはみ出しそうだったし、たまには気合を入れて一気に進めようかなと。 お陰でかな…

ジェルミナル6−2

現在6章2節。 話がさらに拗れてかなり荒んできた。これからどういう方向に転ぶんだろう。想像がつかないや。 最初把握するのに苦労していた大量の登場人物たちは、話が進んですっかり馴染んだ。今は特にヒロインの子に感情移入している。 しかし長い話だな…

ジェルミナル5−2

ジェルミナルの書取は7部構成のうち、5部に入っている。話がどんどん拗れてきて心が荒む。書取のペースは毎日書き取る分量にして5分ほど、復習を簡略化して従来は必ず2回書取ってた部分も殆ど1回書取にしているからサクサク進む。 対照する上下巻構成の…

やっと半分

ジェルミナルの書取がやっと半分を超えた。3ヵ月以上続けているのに長すぎるわ。舞台や主題は興味深いし、話も徐々に動き始めたんだけど、起承転結の転が始まる前にもう疲れてきた。。 こういう時は途中に何か大きな励みを作って乗り切るつもり。ご褒美指し…

ジェルミナル4−1

ジェルミナルを書取始めて2カ月半、第3部が今日終わった。全工程の4割近くまで来た。 当時の炭鉱に関わる人々の生活ぶりが描かれていく中で、使う側と使われる側、搾取する側とされる側の対比が極端で、おそらくこの辺最後まで話の根幹を成すのだろう。 …

ジェルミナル2−5

ジェルミナルの書取は2部5節に入っていて、3部がもう間もなく。全部で7部構成だから登山に例えれば三合目に差し掛かったところ。 ジェルミナルの情景描写は、炭鉱の世界観を反映して重く暗い形容が多いけど、比喩は控えめで的確に写実的なので頭で絵が描…

ジェルミナル1−4

ジェルミナルを書き取り始めて20日。 全部で7部40節の構成で、1節あたりで20〜30分あるから相当なボリューム。音声の総収録時間は把握してしまったら気が滅入りそうなので数えていない。 復習を極端に簡略化するプロセスで1日5分のペースを目安…

ジェルミナルを読む

Germinal作者: Emile Zola出版社/メーカー: Createspace Independent Pub発売日: 2015/05/19メディア: マスマーケットこの商品を含むブログ (1件) を見る 昨日の後遺症でグッタリしている中、今日から心機一転。エミール・ゾラの「ジェルミナル」を書き取る…