とにかくフランス語を勉強する

フランス語に加えてイタリア語もダラダラ勉強しているダメリーマンの記録

マラ石が見たい!

先週、失敗に終わったチャレンジの続き。


元々はフランス語の学習記録を付けるために始めたブログなので、それ以外のアクティビティは限定的にしか書いていないのだが、自分にも勿論、フランス語以外にも色々と欲望や願望はあって、たまにはブログに書いてみたくなる。


長年、飛鳥のマラ石が見たいと思っていた。


関東に住んでいた中学の頃、修学旅行の時に見に行ったはずなのに、全然記憶がない。まぁネット上には、たくさん見物者のブログがあるんだけど自分はナマで見たい。


で、今週行かないともうGWになって、これ以上延ばしてしまうと、何だかんだで理由つけてまた行かなくなりそうだなという感じがして、やる気があるうちにふんぎろうと思った。


今週も懲りずに4時50分起床。気象庁の記録だと奈良はまだ氷点下。うー。若干怯むが天気は良さそうだし先週と同じく始発に頑張って乗る。梅田、難波、鶴橋、大和八木を経由して橿原神宮前へ向かう。


先週の案だと先の飛鳥駅まで行ってスタスタ4km歩いていくつもりだったのだが、手前の橿原神宮前からバスが出ている事を知り、それだと一番近いバス停から現地まで1km弱で行ける事を知る。


予定通りバスに乗り、明日香村観光会館へ。始発バスなので貸切。運転手さんが本当に親切で良い人でした。そこから大集落を突っ切り、石舞台を脇に現地に向かって歩いていく。もっと鄙びたとこだと思っていたが民家が多い。普通の街だった。







7時半頃。マラ石到着。その無骨ながらも艶やかな出で立ちにため息。雄々しく、美しく、そして神々しく、斜めにそそり立つ路傍の石。周りに民家はたくさんあるが、こんな時間なので誰もいない。鶯が鳴いていて、掘割の小河の流れる音がごく微かに聞こえて来る。












少し寒いけど晴れてて良かった。色々な角度からパチパチ撮って、摩って、跨って、添い寝して大満足。惚けた表情のまま、現地を後に。


石舞台のバス停へ戻るが、帰りの飛鳥駅行きの始発が9時5分。遅い。仕方なく歩いて飛鳥駅へ戻る事に。他の観光名所なんてどうでも良い。マラ石だけを見に来たのだから。


タクシーも全く走ってない。日の昇る方向と逆にスタスタ歩いていく。そのうち飛鳥駅の看板が現れて、8時26分発の急行にギリ間に合う。座って爆睡したらもう50分後には終点の阿部野橋に着いていた。


終わって戻ってきて改めて大満足。行かない理由を見つけるのは簡単。年取ると過去の似たような経験が自分の好奇心を邪魔したりする。だからこそ今日味わった感慨は大事に忘れないようにしたい。