- 作者:Camus, Albert
- 発売日: 1956/06/01
- メディア: マスマーケット
- 作者:カミュ
- 発売日: 2003/04/23
- メディア: 文庫
終わった。最後までディクテし終えた。難しかった。フランス語が難しいだけじゃない。本の内容自体が難解。結局、主題は何かと聞かれても答えられないくらい。
元弁護士の独白の体で話がどんどん進行していくのだが、余談がやたら多く話がどんどん脱線する。比喩表現も多く日本語ですら咀嚼しにくい。訳出は大変だったろう。
聖書を中心とした歴史の知識があれば理解捗る部分が多そう。自分の知識レベルでは付いていけない部分が多かった。
語学の学習的には、語彙レベル高く、現在分詞、過去分詞、ジェロンディフを用いた挿入句が自由自在に多用されていて凄く書取し難かった。異邦人とは比べ物にならない難しさ。
これまでの自分の学習の成果を否定され、培ってきた自信を一気に喪失してしまった。同じカミュの作品でも、異邦人読んだぜーって勢いで突撃すると大火傷します。