- 作者: 東郷雄二
- 出版社/メーカー: 白水社
- 発売日: 2011/04/12
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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一応読みきった。難しかったけど読み物として面白かったです。既存の文法書よりも厳密に文法のコンセプトを解説してくれて、主語Il、ElleとC'estの違いとか、定冠詞、不定冠詞の概念とか、あと時制のスライド概念とかは目からウロコの部分も。
ただ表現するときに使えるかどうかは全くの別問題だな。理屈で理解するのとは、また別の次元の技能になるから。
- 作者: 西嶋定生
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1997/03/10
- メディア: 文庫
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で、新しく読み始めている本がこれ。中国史も2冊目に突入。秦も漢も、誅殺とか、獄死とか、自害とか、そんな殺伐とした単語ばっかが延々と続いていくイメージ。でも昔、高校の世界史で特定の固有名詞だけ頭に張り付けていたのが、具体的なイメージを伴ってイキイキと肉付けされていく感覚は嬉しい。
東西南北どの異民族統治も安定せず、地方でも反乱が良く起こり、宮廷内でも派閥闘争や皇后、兄弟、親子入り乱れてのバトロワが続く。何か中国史凄い。でも自分が今の知識を持って当時の皇帝になっても何が出来たのだろうと思う。何も変えられまい。
この時期の歴史は、史記、漢書、後漢書の3冊の歴史書がベースになっているらしいが名著らしい、原文で読んだら面白いのだろうな。