とにかくフランス語を勉強する

フランス語に加えてイタリア語もダラダラ勉強しているダメリーマンの記録

傷心旅行4−1(それから)

ここ何週間か密度濃く働いた。まだかなり積み残しがある。最近、自分に近しい人へのマルサをしなければいけなくて、心が疲弊した。理屈では分かっていても寂しいもの。


疲れた。旅に出たいな・・考えずに歩けるところが良い。そうだ讃岐行こう。お遍路しよう。去年楽しかったし。


というわけで宿と高速バスを急いで取り現地へ。


去年、75番の善通寺と、76番の金倉寺を見たので、今回は72番〜74番へ。



今日は寒いが歩くぞ。まず3キロ。74番、甲山寺



そこから3キロ、72番、曼荼羅寺。パチパチ写真とってたら坊さんにメンチを切られる。



そこから移動中、工事のトラックが猛スピードで行き交う。歩道のないお遍路道走るなら速度制限くらいしろマジで。


そこから800m、73番、出釈迦寺



3キロほど上に位置する奥の院の存在に惹かれたが、貸切ワゴンで登る参拝者を見てバカバカしくなって止める。ってかそもそも誰も歩いてお遍路してねえ。マイカーか乗り合いワゴンのパッケージツアーばかりだ。まぁ時間と金と体力、3つ揃った人なんてそう居ないわな。


善通寺駅へ5キロ東へ戻る。帰る途中、雪が降り出したり、歩道のない道路を延々と歩かされたり結構大変。


遅い昼食。ぶっかけうどん。炒り子が効いてて本当に美味い。これで230円は本当にすげえよ。



善通寺駅から土讃線で一駅、琴平へ。電車で6分ほど。元々夕方着く予定だったのだがまだ日が暮れていない。予想より早く着いてしまった。


金比羅山は明日の予定だったのだがいつでも登れると知り、さっさと今日のうちに登る事にする。10年以上前に一度登っている筈だけどあまり記憶がない。一気に登って写真とって下山。味わいも何もない。




夜になってさらに寒くなる。宿へ。究極の粗末なわけあり物件。飯なし風呂なし空調なし。言い訳すると予約が遅すぎたので、西香川でここ以外、一泊2万超しか残っていなかった。去年はまだ選べたのにな。


まず案内された提携の銭湯へ。番頭の爺さんが話しかけてくる。
「あんちゃん、どこから?」
「大阪です。」
「ほぉ、わしも若い頃はおってんや、天神橋の十丁目にな」
「十丁目なんかないでしょ。」
「(待っていたかのように)昔はあったんや、今は天満橋になってるけどな、昔の長柄橋は・・」
そんな感じで10分くらい雑談。面白かった。元気でね。銭湯は昭和の釜風呂。気持ちよかったけど石鹸で髪洗ったら、翌朝フケがたくさん出て困った。


夕飯に、骨付き鳥の有名な店に良くも、混んでいて撤退。飲み屋の体裁は一人で入りづらいな・・。仕方なくセブンイレブンで夕飯を調達。侘しくないやい。部屋にテレビもないので、本読んで22時くらいに寝る。
空調はないけど電気毛布のお陰で風邪は引かずに済んだ。ただ風の吹き込む音がビュービューと煩くてしんどかった。
まぁ税込2800円だから文句言いません。