やっぱり小説の書取は後半になると慣れてくる。特に集中が高まっている自覚がなくてもサクサク進む。
主人公の性格が、舞台背景が、関連語彙が、そして作者のクセが、頭に手に馴染んでくる感じ。良い感じだ。
これは単純に教材やニュースを書き取るだけでは分からない喜び。文が下手だからその魅力を布教しきれないが・・。
あとモーパッサンはその特色を自然主義的な背景描写に求められる事が多いけど、セリフまわしも良い。
流れるように自然で、登場人物の喜怒哀楽が豊か。書取っていて気持ちが良いし、クセがないから把握が進みやすい。
・・けれども本来の目的である語学力の進歩のためには、もっと脳に汗をかかないといけないとも思う。
新しい難しさを求めて、また別の作家の書取をしようかなとも思うが、Livre Audioが調達できる作家から選ぶとなると、20世紀前半迄に逝去した作家が中心になる。
有名なバルザック、プルースト、ユゴー、スタンダール、ゾラあたり、何となくだけど覚悟がないと続かないイメージ。重そうだなあ。
まぁパブリックドメインになっていない作家の市販モノでも良いか。Amazon Franceあたりも物色してみる。