とにかくフランス語を勉強する

フランス語に加えてイタリア語もダラダラ勉強しているダメリーマンの記録

周遊旅行終了

4つ目終了。仏題はVoyage circulaireという。13分しかないので2日半で終了した。スクリプト(→)、音声は(→)


丁稚のカップルが1ヶ月の休みをもらい、慌ただしいノルマンディー観光の中で試行錯誤した末に旅行の真髄を見つける話。非常にシンプルな構成で読み進みやすい。ルーアンとかルアーヴルは19世紀の後半から既に有名な観光地だったのだな。


ルーアンボヴァリー夫人や脂肪の塊でも出て来た。今まで書き取ってきた小説に、実名非実名含めてフランスの色々な名所が出て来たけど、小説の記憶を甦らせながら現地をゆっくり文学散歩できたら面白いだろうなと思う。


ルーアンは言わずもがな、風車小屋だよりで舞台になったプロヴァンスの各村は今も同じ佇まいであり続けているんだろうか。何となく観光地化が進んでそうなイメージ。脂肪の塊の渦中の舞台となったトートの宿屋とか、女の一生でジャンヌが佇んだエトルタの岬とかはどうな感じなんだろ。


実際に現地に行ってみて小説の描写の通りだったら、書取を通して味わった感傷とシンクロして、さめざめと咽び泣いてしまうかもしれないな。