とにかくフランス語を勉強する

フランス語に加えてイタリア語もダラダラ勉強しているダメリーマンの記録

ベラミ読了

ベラミを読み終わった。読むだけだから早いけど書く作業がないと何か物足りない。何というかフランス語を学習しているという感覚が薄くなるのが辛い。
訳出に関しては、時々難しいところはあったけど日本語訳なしでも大意は外さずに読み進めたと思う。


Bel Ami (Folio Plus Classique)

Bel Ami (Folio Plus Classique)

  • 作者:Maupassant, G
  • 発売日: 2011/04/01
  • メディア: ペーパーバック


あらすじを書こうと思ったが面倒くさいので、各節の内容を携帯メモにまとめていたものをそのまま貼り付ける。日本語訳読んでないからどこまで合ってるか分からないけど。
(以下ネタバレを含む)


1章
1.帰還兵でワープアの主人公Dはパリを放浪中に従軍時代の友人Fと出会い新聞社に誘われる。
2.新聞社の晩餐会に出席、紀行文執筆を請け負い言葉巧みに夫人方に唾をつける。
3.苦心の末、Fの妻Mの助けを得て紀行文を書き上げ、新聞社に採用される。
4.紀行文が新聞に掲載され浮かれるも続きを書くのにまた苦労。記者人生が回りだす。
5.晩餐会でツバをつけていたC夫人を落とす。窮乏に苦しみ金借りた挙句、風俗遊びがバレる始末。
6.社主夫人Zにも取り入り社会部長に出世。Cとも不倫を続ける。Fが病気でカンヌで療養へ。
7.他社の記者に絡まれ銃で決闘するも命拾い。勇気を買われ業界内で名を更に上げる。
8.Mに手紙で乞われカンヌへ。Fの最期を看取る。葬儀後、未亡人になったMに早速求愛。


2章
1.Mにプロポーズ結婚まで一気に畳みかけ。ルーアンのDの極貧の実家へ挨拶に行くもきまり悪い。
2.人脈広く情報通のMの功で政治部長に出世するも、周囲の嫉妬に苦しみ亡きFまで嫉妬。
3.若々しい社主の妻Zを見初めて舞踏会、夜会で果敢に求愛に走る。もはや変態。
4.更に教会でZに求愛するも懺悔室に逃げられ失敗。でも結局は後日に落す。
5.Zにはすぐ飽きるも、社主や大臣の植民地の投資に関する不正な企てを仄めかされる。
6.亡くなった有力者からM宛に贈与された遺産に難癖を付けて生前贈与の形で半分強奪。小金持ちに。
7.社主、大臣、妻Mの企てを知り大きな敗北感。社主の絵画披露会で社主とZの娘Sに接近。
8.復讐1。Mと大臣の浮気現場を押さえ離婚へ。社主へは政界への野望を露わにする。
9.復讐2。Mと離婚後、Sに駆落ちを唆し実行。Sを人質にして社主に結婚を認めさせる。
10.教会でSと盛大な結婚式。権威を誇示しつつ、式に来たCと秘密裏に関係を確かめ合う。


そのタイトル通りの美貌でもって女を食い物にしながら、新聞業界を這い上がるジゴロの話。女の一生のような陰鬱なトーンはなく、シリアスだけどネアカな感じで話は進む。


どんどん成り上がっていく主人公。最後の方は因果応報的に蹴り落とされるのかなと見ていたが、結局エスタブリッシュメントまでのし上がり、権威を誇示して終わる。


最初はビール一杯すら躊躇していた様子が嘘のような出世ぶりで、結婚式のゴージャスさは、もはやギャグのようですらあった。


・・
表す対処を鍛えるための新しい参考書を買ったので、明日から全く違う勉強方法を試してみる。