とにかくフランス語を勉強する

フランス語に加えてイタリア語もダラダラ勉強しているダメリーマンの記録

城検

自分がいくつかローテで勉強に使う朝のカフェはビジネス街に位置することもあって、一人客が殆どで静かなので勉強しやすい。


その中でも自分みたいにセカセカ勉強している人は少なく、殆どの人がのんびりと新聞を読むか、スマホタブレットを弄るか、手帳とにらめっこしながら何か書き込むか。のんびりしたもの。


そんな中、某チェーン系カフェVにて。
隣の丸机に年配の女性の方が座った。大き目のテキストを広げて何か勉強を始めている。チラ見すると、テキストにはいくつか城の写真が載っていて、下に読めない字で問題らしきものが書いてある。スマホも手にして色々調べながら、ガリガリとテキストに熱心に何か書き混んでいる。


これは・・ガイド試験の勉強?
大体カフェで勉強する人って、見かけても簿記、英語、FP、社労あたりが多いんだけどこれは珍しい。同士を見つけた嬉しさ。優しそうな出で立ちの方だし声でもかけようかな。少しムズムズした。


・・
すぐ思い直す。テキストを覗き込んで話しかけるのは不作法だし、勉強を邪魔するのもなあ。それにいきなり声かけられたらどう思うだろうか。「ガイド試験ですか?俺は去年一次で落ちたけど観光地理は受かりましたよ、あれは簡単ですよね、はは」とかいきなり言われてもな。


さらに春秋したが、結局自分の勉強に戻る。少し時間が経って、ふと女性がお手洗いに行った隙に本の帯が見えたので、思いっきりテキストの方を覗いてみる。題名が見えた。日本城郭検定ガイドブック・・。全然違うじゃん。ガイド試験と思ったのは早とちりだった。


しかし日本城郭検定なんて資格があるのか。帰ってから調べてみた。


日本城郭検定
http://www.kentei-uketsuke.com/shiro/


略称は城検(しろけん)とでも言うのだろうか。次の試験は6月11日の日曜日にあるらしい。テキストを広げていた方は直前対策をしていたのだな。健闘を祈りたいもの。


資格は等級として4級〜1級が用意されていてかなり本格的。合格率の対比が凄くて4級が96.7%なのに、1級は4.9%。異常に低い。(仏検1級の半分だ)


取り敢えず準1級の見本問題()をみたけど全然分からん。昔懐かしいカルトQの問題みたい。準1級でこれなら果たして1級はどんな問題が出るんだろ。攻城戦術の小論文とか書くのだろうか。


正直言ってあまり知名度もなく、プラクティカルでない趣味型の資格なのに、最上級試験がやたら難しいというその希少的な意味で、この検定の1級取得者は貴い。その変態的孤高さに憧れる。


城検1級目指すか。仏検玉砕した後は、このブログも日本の城郭を独学で勉強するブログに改宗しよう(適当)。