とにかくフランス語を勉強する

フランス語に加えてイタリア語もダラダラ勉強しているダメリーマンの記録

Science et Vie 201703






後回しにしていた3月号を読む。
そろそろこの雑誌も定期購読更新の時期。少しマンネリになってきたし、今年はもう更新するの止めようかなと思いつつ、時々滅茶苦茶面白いのがあるのが困る。自分を今でもフランス語を繋ぎとめている最後の砦でもあるし。うーむ。




ビッグデータで次期大統領は決まる?
フランス大統領選に絡めて、ビッグデータの活用がどう進んでいるかを語る。欧米は選挙の戸別訪問が認められていることもあり、オバマ以降、プライバシー侵害と紙一重の形で個人情報の活用が進んできていることに驚く。自分は名前を出してSNSをすることは絶対にしまい、と堅く誓ったのでした。


・童話のルーツを辿る
世界のどこにも似たような童話というものはあって、その類似性を樹形図の形で作成し、童話のルーツを解きほぐしていくという話。赤ずきんちゃん、白雪姫、美女と野獣などを例に色々と解説。
美女と野獣はフランスのボーモン夫人によるものが有名だけど、その話の原型は少なくとも3千年前まで辿れるそうで。


・Moorea2.0
タヒチ島の西隣にあるモーレア島という島の環境をバーチャルで再現するという試み。植物相、動物相、気象、地形、インフラ、すべてを再現し、その時系列遷移をスパコンで計算しながら現実世界と対比していくのだと。
この島が選ばれたのは、殆ど閉じられていて外部要因の影響が少ないこと、面積が134㎢しかなく、スパコンで計算を回すのに適度なこと、それでいて、色々な産業や植生のバランスが取れていることなどからだとか。


・代用食品の化学
フランスでも健康志向が高まる中で、塩分、糖分、脂肪分などを控えめにした代用食品を紹介する。ひまわり油を使い70%の脂肪分をカットし、塩化カリウム(減塩でよく使う)をブレンドして35%塩分をカットしたサラミとか、塩水に浸す時間を短くして36%減塩したチーズとか、イヌリン(甘みを持つ植物繊維)の一種を使って、25%糖分カットしたマフィンとか。
うーん、どれもマズそう。あとこの手の記事、前も似たような企画があったような気がする。