とにかくフランス語を勉強する

フランス語をダラダラ勉強するダメリーマンの記録。通訳案内士資格に挑戦中。口述試験も終わりました。

女の一生を見る



年末に「永遠のジャンゴ」(⇒)を見に行った時に、テアトルシネマグループで1ヶ月だけ有効のタダ券をもらっていた。


何か面白そうなのないかなと探したら表題の映画を発見。女の一生と言えば、自分が2年半前に、3ヶ月ほどディクテに取り組んだ愛着あるモーパッサンの作品だ。


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自分がフランス語で読んだ作品を映画館で見られるのは初めて。見に行くしかないだろということで、スカイビルにあるシネ・リーブル梅田へ。


1月4日の夜、フランス映画を見に来る物好きは7人ほど。120人のシアターが勿体ない。。


(以下、原作、映画のネタバレを含む)
あらすじは概ね小説のWikiにある通り(⇒)。小説よりも平穏と不幸の濃淡をつけて、主人公ジャンヌの人生を螺旋のように表現しているのが印象的だった。不幸があるたびに、エトルタの海を、空を、雨を、物憂げに見つめるジャンヌが何とも切ない。


ただ・・個人的には2時間映画の表現の限界も感じた。確か原作では、ジャンヌの心理描写は映画で表現する螺旋よりも、もっと細かく色々なことで揺らいでいたはずで、その積もり積もった集積が最後のロザリの「人生ってそんなに悪くないものですね」という台詞に深みをもたらすので、この小説は映画よりも連続ドラマ向きなのではないかなとも思ったり。。(※個人の感想です)


蛇足。原作のハイライトの一つに、ジャンヌの夫のジュリアンが伯爵夫人と山上の移動小屋の中で逢引していたところ、逆上した伯爵によって小屋の外から鍵をかけられ、転がされ、山から転げ落ちて二人で派手に死ぬ、という場面があって、映画ではどうなるのか楽しみだったのに、猟銃射殺(さらに自殺も)というありきたりな描写にリライトされていたのが残念だった。あの場面がこの小説の一番の見所なのにと、ブーイングしきりなのでした。