今は毎朝、スパルタ先生から授かった名詞化虎の巻(全然大したもんじゃないけど)と、ボキャビル目的の雑誌講読を進めている。和文仏訳は・・・何とかならないかな。何ともならないよな。取り敢えず通信添削の復習だけ。
雑誌で読んでいたL'obs(ロブス)は、記事もセンセーショナルで主張も強く面白かったんだけど、1つの記事の分量が3〜5ページくらいで、全体的に重くて疲れるのが難点。
フランスの政治風土とか、選挙制度とか、政党の略号とか、よく出てくる政経関係のVIPの名前とか、そういうのにはだいぶ詳しくなったけど。。
先生に何か他に適当な雑誌がないか聞いたら、それならL'Express(レクスプレス)の方が良いかもと言われて、早速紀伊国屋で買ってみた。
![L'express [FR] No. 3487 2018 (単号) L'express [FR] No. 3487 2018 (単号)](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51R8kZpSSyL._SL160_.jpg)
L'express [FR] No. 3487 2018 (単号)
- 出版社/メーカー: GROUPE ALTICE MEDIA
- 発売日: 2018/05/18
- メディア: 雑誌
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l'express。レクスプレスと読む。
創刊75年を誇る中道系の総合週刊誌の雄だそうで。ロブスより政治以外のトピックスも豊富な感じで、記事は1〜2ページの少し短めのルポやコラムが多く、気軽に読める記事が多い。
自分の買った号だと、
・マクロンの野望〜大統領就任から1年、こいつは何がやりたいのか。
・"Paris"商標ブランドビジネスを促進するパリ市の事情(ライセンスビジネス美味しい。ニューヨークに続けと)
・最先端技術によってもたらされる外科手術革命とは?(AI活用による遠隔手術、技術サポートとか)
・中国共産党が進める個人格付および顔認証検閲って?(1984の世界が実現しつつある恐怖)
・国民議会の議員の仕事って?(色々やること多いのに、本当に定員減らしていいのか?という話)
・砂地確保を巡る戦争(建設資材需要の急増とかで砂利が不足してるんだと)
・アフリカ中部のユニークな独裁者たち(民主主義が根付かない理由について色々)
・源泉徴収制度のウソホント(フランスで2018年から導入始まるのに伴うQ&A)
ごった煮のフランスをストレートに味わえる感じ。ボキャはL'Obsと同じくらい難し目。あと、どの雑誌でも論説(主張)が付いているのに感心する。この辺、権利と議論を旨とするフランスの雑誌らしい。
あとスマホではL'expressアプリがあって、結構たくさんの記事が無料で読めるので、興味がある人はダウンロードされてみてはと。