ディクテに使う用具についていくつか触れます。
1)ノート
A4オフィスペーパーの裏紙を30枚くらいで束ねたもので、書き取ったものも、辞書で調べたものも、束で全部書き終わったらそのまま捨てていました。
独特だと思いますが、私はノートを全く残しません。字も汚いし、まとめ方もへたくそで、読み返す気がしないからです。
・・でもこのやり方は全く推奨しないです。ノートはまとめることで頭を使うし、知識の整理になります。
おそらく、もっと間違えた理由を解析して、復習するという行為を繰り返しておけば、もっと能率を上げられたんじゃないかなあと思っています。
自分の書いたノートで復習することが、記憶の定着を助けることは既に実証されています。こういうところで真剣になれなかったところが自分は甘かったなと思います。
2)シャープペンシル
最初はクルトガという少し高いシャーペンを使っていたのですが、書き味があまり良くなくて、最適なものを探して色々試しました。
結果、ディクテ末期の頃には、PILOTのフレフレオプトが一番書取に向いてるとの結論になりました。自分のような筆記体ディクテに必要な、滑らかに書けながらグリップが効くという要件を一番よく満たしてくれます。
持ちやすさ、芯の出やすさ、1ノックで出る量、納められる芯の量、シャーシの耐久性もよく、完璧に近いと思います。
たかがシャーペンと侮るなかれ。書き味が良いとディクテも本当に楽しくなります。これはコンビニでもよく売ってます。
3)消しゴム
全く使いません。間違えた時は二重線の否定横線を引くだけです。ノートを残さないのに、わざわざ消すのが面倒くさいからです。
4)聞取器具
初期はIAUDIO、ボヴァリー夫人の書取以降はウォークマンを使っていました。これは数秒の遡り機能、指定区間リピート機能、変倍速度再生の3つの機能があれば何でもいいと思います。 何かのスマホアプリで十分でしょう。
5)ケース
参考書、ノート束3~4冊、シャーペン、替芯、ウォークマンを収納して持ち運ぶためのケースです。リヒトラブかコクヨのやつが割と丈夫で好きです。
6)辞書
カシオの電子辞書を使っていました。辞書も既にスマホ搭載の時代が来ているのでしょうが、私にとってこの電子辞書は代えのきかない相棒でした。
複数辞書を同時に検索して、必要な情報を素早く確実に検索できるのは、勉強時間の限られた自分にとって何にも代えがたいメリットだったからです。
カシオ 電子辞書 フランス語エクスワード XD-SX7200 57コンテンツ(フランス語11コンテンツ) XD-SXN72 アマゾンオリジナルセット ホワイト
- 発売日: 2020/11/17
- メディア: エレクトロニクス
(↑2020年の最新モデルだそうです)
主な用途は
①ロベール仏和大辞典:中心的に使用。用法、例文、イディオムが豊富、語源が調べられるなど中心的に活躍。これだけで小説も98%くらい読める。
②PETIT ROBERT仏仏辞典:語義のイメージを膨らませるために併用。ボキャ力が必要で、自分でも使えるなと思ったのは仏検準1級を取得した後でした。例文が不親切で使い難いのが難点。
③OXFORD仏英・英仏辞典:仏和、仏仏で検索が捗らないときに、たまに使いました。何となくですが語義の括りが乱暴な気がします。
④プチロワイヤル仏和中辞典:普段はほとんど使いませんが、動詞活用確認、発音確認をするのにはうってつけ、入門者、初心者が最初に使うべき辞書になるんでしょう。
・・電子辞書のデメリットは、カシオの寡占市場ゆえに値段もメンテ費用も高すぎることです。将来生業にしたい人はともかく、アマチュアが4万円(+キーパット摩耗修理に1万円)もする辞書を買う必要があるのかというのは悩むところです。
スマホ用を見てみると、Apple stpreにはロベール仏和大辞典が、Google Playだとプチロワイヤル仏和・和仏のセットが売られていますね。この辺が現実的な選択肢なのかもしれません。
あと、アンドロイドだと無料の仏仏辞典があるのですが、これは初心者が使いこなすのは無理ですね。もっと使いやすい便利なものが出てくればと思わずにはいられません。
ちなみに私は、2019年に2代目の電子辞書を買いました。カバーをして、さらにケースに入れて持ち運んでいます(フランス語の学習が中断中なので殆ど使っていませんが・・)。この辞書、埃にも水滴にも弱いので慎重に扱わないといけないのです。家宝扱いですね。
以下、関連リンクです。