お盆前から読んでいたユルスナールの「ハドリアヌス帝の回想」。40%くらいまで読んだけど、消化不良感が酷くて、これはもうメンターがいないと無理だなと負けを悟った。
理由としては、
1)未知の固有名詞が予想以上に多くてしんどい。Wikiで知識を補ったりしながら頑張ってきたけどもう限界(一応自分も世界史は大昔に勉強したけど)
2)単語や文法はそんなに難しいわけではないけど、独特の言い回しに対する訳出が難しい。訳せても意味が頭にすんなり入らない、理解の範疇に収まらないことがある。
3)モノローグの形で話がダラッダラと進んでいく感じでリズムがつかみづらい。途中で何について語っているのか分からなくなることがある。
・・無知が情けない。けど昔から憧れていた本なので最後まで読み切りたい。というわけで副読本として多田先生の日本語版を図書館で借りてきた。
訳出や要旨が分からない部分はこの本に頼りながら残りを読んでいきます。固有名詞の注釈がたくさんあるのは助かる。でも頼りきりにならないように気を付けよう。