イタリア語の小説で書取に適したものがないか色々探したが見つからない。色々思案したけど、これからマンゾーニの『いいなづけ』を書取します。
といっても、総計21時間超のボリュームがあって全部を書取するのは無理なので(書取終える前に人生が終わる)、序盤だけ行う予定。全38章中3章くらいまで出来れば。
先の年末年始に書取したウンベルト・エーコの『いいなづけ』は、マンゾーニのを25倍濃縮したダイジェスト版。これでも結構分量あったのに、この25倍ってスケールが想像できない。
以下、準備する教材。
原典は、すでにパブリックドメインになっているのでWikisourceで調達できます。美麗な挿絵も付いている。
日本語版も購入。かなり分厚い。あくまでも訳出の仕方を確認するためのサポート用途として使う。
音声は、Youtubeから取り込みます。この小説に関しては朗読している人が多く、探せばいくらでも見つかる。
・・書き取ろうと思った理由。
ウンベルト・エーコ版の『いいなづけ』の翻訳者である白崎先生が、本の中で、
「皆さんには、是非とも原作(マンゾーニ版)も読んでいただきたい、マンゾーニならではの微に入り細をうがった叙述の味わいにも是非触れて頂きたいと思います」
と書いていたのを見て、その誘いに乗ってみたくなったことによる(さすがに書取は奨めないと思うけど)
近代イタリア文学の金字塔にして、国民文学と称される作品を書き取るのは本当に楽しみ。
けど、1840年出版ということで今のイタリア語と変わってないだろうかとか、そもそも学習歴1年の自分には語彙も文法知識も全然足らないのではとか、不安も大きい。
まぁ楽しみながら進んでいけたら。