とにかくフランス語を勉強する

フランス語に加えてイタリア語もダラダラ勉強しているダメリーマンの記録

祭の夜(Racconti)を踏破する

 

パヴェーゼの短編集を読み終わりました。

彼の黎明期の作品ということですが、後に発表する長編のモチーフもたくさん散りばめてあって、習作っぽい部分もあるのかなと少し嬉しく感じながら読み進めました。

 

やはりパヴェーゼの文章は難しいですね。

文法とか語彙的なことも難しいのですが、それにもまして前提の説明が少ないという難しさが際立っています。

各話ともに、冒頭部から話が咀嚼できる形で頭に入ってきません。

冒頭部分を強制的にカットした映画を見させられている感じというか。。上手く説明できないんですけど。

 

でもそれでも切れ味は凄いです。なんか精神を抉り取られてズシっと来る展開は短編でも健在で、あーこれがパヴェーゼだなと思わされました。

彼の作品はその良さを説明するのが難しいので、読んでくれとしか言えないんですけどね。

 

・・とはいえ、これでパヴェーゼも終わりです。彼は寡作なので、この短編集でほぼコンプリートしてしまいました。

少し復習しながら、これからどうするか考えます。

 

イタリア語の小説を読み続けるのか、資格取得頑張るのか(フランス語通訳ガイドとかイタリア語検定とか)、それともマルチリンガルに頑張るか・・