ケルト神話も多いですね。アイルランドとウェールズの系統に分かれ体系も複雑ですが拾っていきたいと思います。重賞勝ち比率も高く優秀な馬が多い印象です。
※1 たくさん確認漏れがあります。神話の定義をどこまで広げるかも難しい所。かなり恣意的な基準ですが、目くじら立てずに見て頂ければ。
※2 冠名付きの馬は含みません。
※3 JRA・地方登録馬を含みますが、70年代以前の登録馬および、海外の登録馬は含みません。そこまでカウントするとキリがないため。
※4 カタカナの当て方が独特な馬もいますが、馬主さんの選択なので大目に見てください。
※5 ★はGⅠ競争の勝利馬、☆はGⅡ、GⅢ競争の勝利馬(いずれも海外、交流競走含む)を指します。
アラドヴァル(Areadbhar,2009)・・太陽神ルーが持つ槍の一種。
アリアンロッド(Arianrhod,2019)・・ダーナの娘。月の女神。直訳すると「銀の車輪」
☆アンドラステ(Andraste,2016)・・戦いと勝利の女神。AD60年にケルトの女王であるブーディカがローマのブリテン占領に対抗するために召還したとされる。
エポナ(Epona,2022)・・馬・ロバ・ラバなどの女神。
エンヴァール(Enbharr,2013)・・神馬。陸と海の両方を横断することができ、風速よりも速かったとされる。
カフヴァール(Cathbharr,2009)・・太陽神ルーの持つ兜。太陽のように眩しく輝く。
カラドボルグ(Caladbolg,2018)・・アルスター物語群に登場する伝説の剣。アーサー王伝説に登場するエスクカリバーの源流とされる。
クラウソラス(Claíomh Solais,2007)・・神話に頻繁に登場する武器の名前。直訳すると「光の剣」
クーフーリン(Cú Chulainn,2001)・・アルスター物語群に登場する半身半人の英雄で、太陽神の化身と信じられている。
セイングレイド(Sainglend,2001)・・クーフーリンの駆る漆黒の愛馬。
ダグザ(Dagda,2019)、ダグダ(2009)・・神話の最高神。農業、豊穣の神とされ、生と死、天候と作物、また時間と季節を操る。しばしば、フード付きのマントを着た髭面の大男または巨人として描写される。
ダーナ(Dana,2014)・・生命の母神。ダーナ神族の母。
★ディアドラ(Deirdre,2014)・・アルスター物語群に登場する悲劇のヒロイン。 その物語の不遇で呆気ない最期により著名な存在で「悲しみのディアドラ」の蔑称でも知られる。
ディルムッド(Diarmuid,2022)・・フィン物語群で語られるフィアナ騎士団の一員。ドゥンの息子。若さの神、妖精王オェングス、海神マナナン・マクリルを育ての親に持つ。
ティルナノーグ(Tír na nÓg,2012)・・島の楽園。永遠の若さ、美しさ、健康、豊かさ、喜びを持つ超自然的な領域とされる。
ネス(Ness,2010)・・アルスターの王女。後のコノール王の母にあたる。
☆フラガラッハ(Fragarach,2007)・・剣の名前。神々によって鍛造され、運命の石(リア・フェイル)の上に立つ者だけが振るうことができるように意図され「囁く者」「答える者」「報復する者」の異名がある。
☆ベレヌス(Belenus,2017)、ベレノス(2000)・・光、火、治癒をつかさどる神。しばしばギリシャ神話のアポロンと同一視されたとされる。
ベリサマ(Belisama,2012)・・湖、川、炎や工芸品を司る女神。火をあつかう諸業を司る巫女の様な存在であったと考えられる。光の神・ベレヌスの妻で「夏の輝き」を意味する
マッハモンルード(Macha Mong Ruad,2018)・・戦いの三女神の一柱。土地、豊穣、王権、戦争、馬を司るとされる。正式名称はマッハで、本馬名は通称で「赤い鬣のマッハ」を意味する。
メイブ(Maeve,2005)・・コナハトの女王。「酩酊」を意味する。
モラルタ(Moralltach,2012)・・ ディルムッドの持つ名剣。どんな相手でも一撃で両断する。「大いなる激情」を意味する。
☆リアファル(Lia Fáil,2012)・・アイルランドのミース州タラの丘にある就任塚 にある石。戴冠石とも呼ばれる。ダーナ神族に登場するエリンの四秘宝のひとつ。
ルー(Lugh,2010)・・太陽神。戦士、王、職人、救世主としての役割を持ち、炎の槍と投石器を操り、フェイリニスという猟犬を飼う。