プリモ・レーヴィの作品群をまとめて一息つきました。そろそろ新機軸に入ります。
今日からブッツァーティの「タタール人の砂漠(Il deserto dei Tartari)」という作品を読みます。
理由は紹介文が面白そうだったからです。
辺境の砦でいつ来襲するともわからない敵を待ちながら,緊張と不安の中で青春を浪費する将校ジョヴァンニ・ドローゴ――.神秘的,幻想的な作風で,カフカの再来と称され,二十世紀の現代イタリア文学に独自の位置を占める作家ディーノ・ブッツァーティ(1906―72)の代表作にして,二十世紀幻想文学の世界的古典.1940年刊.
辺境の砦、緊張と不安、青春の浪費、幻想的な作風、カフカの再来・・もう既にモチーフだけで涎が出てくる流れ。
Amazon.co.jpのイタリア文学ランキングだと、いつも上位にランクしていて、かなり知名度の高い作品のようですね。本日時点では3位のようです。
基本はイタリア語原書だけで進めますが、原書がどうしても分からないときの補足用に日本語版も購入します。
読み上げがYoutubeにあったのは嬉しいです。キャプチャーして、チャプター分割して、聞き取りながら進めていけます。自分は音から入るのが好きなので。
純粋なイタリア語長編小説は久しぶり。年末年始にかけてじっくり読み書きしつつ、30~40日くらいで終わらせられたら。
あと映画でも有名な作品のようなので、小説を読み終わったらそちらも確認してみたいと思います。
(2025/1/12追記 踏破しました)

