パヴェ―ゼを読み終わって復習しながら、何をしようか迷っていたのですが、やっぱり小説をダラダラ読み解くのが一番楽しいので、新しい作家に行きます。
・・ランペドゥーザの「山猫(Il gattopardo)」を読みます。
時は十九世紀、イタリア統一戦争のさなか。新しい国のあり方に充分な理解を抱きつつも、崩れゆく旧体制に殉じようとするシチリアの一貴族、サリーナ公ドン・ファブリツィオの物語。貴族社会の没落、若者の奔放な生、自らに迫りつつある死に直面して、彼は何を思ったのか。―一九五八年、イタリアで出版され、世界的なベストセラーとなり、映画化された名作。
Wikiによると、著者ランペドゥーザの没後の1958年(今から66年前)に刊行された、没落貴族について描かれた作品とのこと。
その翌年にはイタリア最高の文学賞ストレーガ賞が与えられ、後に映画化され、国民的作品と評されるに至ったと言う世紀の傑作らしいです。
イタリア文学の歴代ランキングのアンケートを取ると、必ず上位に顔を出しているようですね。
まぁ小説というのは事前に期待値を上げすぎると良くないのでしょうが、評価が高い作品はやっぱり楽しみです。
分量は長く、見るからに険しそうな山に見えますが、少しずつ読み進んで行きます。