一度は購読を断ち切っていた月刊誌SCIENCE & VIE。誘惑に負けて年間購読を申し込んでしまった(仏語雑誌のカテゴリーのエントリーに昔のことが色々書いてあります)。
通訳案内士試験の対策を考えることに倦んでいたら、またあの雑誌を読みたいなあと漠然と思えてきて。。フランス語に向き合うのが嫌になるのに、それを避けるために別の手段でフランス語に向き合いたくなる変な症状。
まぁ休みの日くらい、ゆっくり読む時間を取って読んでもいいよな。語学学習としてというよりも、気晴らしの一環として。



洋雑誌コーナーで取り扱っている紀伊国屋書店の紹介欄より。
フランスの科学系マガジン。「優れた一般教養を身につけた知識人のために」、世代と国境の枠を外し、「化学の今」を論じた記事を掲載する。今や進化に対する盲目的な信仰からは離れ、新しい局面を迎えた世界の問題を、発明意慾と科学的精神を以って提起・分析しよう、というコンセプト。生物、科学技術、自然現象、宇宙などから、我々が日常生活において直接関わっている"科学”など、人間を取り巻くあらゆるサイエンスを扱っている。
かっこいい紹介文ですね。確かに、発明意欲というかイノベーション追及への貪欲さについては、独特なものがあると思う。
この雑誌の良いところとしては、
・科学的に明解か、統計的に有意か、という科学的アプローチから絶対にブレないので、変なオカルトに落ちない安心感があること
・科学ビギナーにも分かりやすいように、解説、図解、写真が多く取り入れられ理解を助ける仕組みが多いこと
・殆どの記事のトピックがどんなに長くても6ページに収まるので、1回の読書時間単位で記事を読み終えられやすいこと
・取り扱うトピックスが多様で、伝染病名とか、臓器名とか、元素名とか、酵素名とか、普通に勉強しても出会わない仏単語に、自然に習熟できること
・値段が比較的安いのに(年間で73Euro、約9000円)、フランスから日本の自宅に毎月雑誌の現物を郵送してくれる費用もバンドルされていること
・電子版でも同時に購読できて、契約切れの後も、その期中に購読した雑誌の電子版を読む続けることはできること。
などなど。
・・・ネットで検索しても、この雑誌を取り上げている日本語ブログが自分の他になかったので、妙な使命感を感じて、また取り上げてしまった。
紀伊国屋の阪急梅田店と新宿南店洋書専門館には現物が立ち読みできる形であると思うので、興味ある人は、手に取ってみてください。