とにかくフランス語を勉強する

フランス語に加えてイタリア語もダラダラ勉強しているダメリーマンの記録

Science et Vie 201707特別版



2つ前のエントリーで書いた某アフリカ向け投資勧誘雑誌(→)を貪るように読み終えた後(面白かった)、また別の雑誌を買って読んでいた。


定期購読しているScience et Vieが年に6回出す別冊シリーズの最新本。梅田の紀伊国屋でよく並んでいて、トピックスが面白そうだったら一回買ってみたいなとは思っていた。





今回は動物特集で、進化論の原理に当て嵌めらないような動物たちの行動原理について30の例を読み解くというもの。やっぱり生物系は読みやすくて、もう8割くらい読み進んだ。


主なトピックス。
・なぜシャチは30歳くらいで出産を止めた後90歳くらいまで生きるのか(人間以外に不妊状態でこんなに長く生きる生物はいないのだと)


・なぜカラスは用具を使ったり高度な判断ができるほど、鳥類の中でも卓越した知能を持っているのか


・なぜトラフザメは有性生殖も無為生殖(処女懐胎)も両方できるのか(海外の水族館で出産による増殖を避けるため、雄雌を引き離して飼育していたのに、雌が急に妊娠、出産したので関係者が驚いたらしい)


・なぜ蟻の群れの中に意地でも働かない集団が存在するのか(いざという時の予備としているという考えは違うんだと)


・なぜナマケモノは1週間に1度だけ捕獲される危険を冒してでも、のっそりと地上に降りたちフンをするのか


・なぜアシカは初めて聴く音楽に対してでもリズムを合わせて反応することが出来るのか↓(記事で取り上げられていた研究所のアシカ)





とか、まぁ色々。記事1つ1つはトリビアの塊みたいな感じで面白いんだけど、なんか読み進んでも物足りない。


・・こういうものは日本語でも英語でも、あとネット上でも読めるからだろうな。正直、フランス語でわざわざ読む必然性がないというか。


例えば気候変動に関する記事だったらボルドーのワイン生産はこれから大丈夫なのか気にしたり、数学教育に関する記事だったらドイツに遅れているのはこれが悪いあれが悪いと責任を擦り付け合ったりとか、フランスらしさが垣間見れるような味付けがあると嬉しい。


自分たちにないモノの見方、視点を与えてくれるからこそ、わざわざ海外の雑誌を買って読んでいるというのは間違いなくあるからな。。