とにかくフランス語を勉強する

フランス語に加えてイタリア語もダラダラ勉強しているダメリーマンの記録

異邦人一通りディクテ終了

今週も東京日帰り出張があったりしたが、勉強時間は毎日1時間確保。今日で、異邦人のディクテを何とか一通り終わらせた。よくやった。




3月10日から97日間(途中10日休んでいるので実働87日間)、168分の長い旅だった。


(以下ネタバレ含む)


あらすじは、Wikipediaに書いてある通り。世の不条理が話のメインテーマらしいのだが、ムルソーという主人公の性格は捉えどころなく、色々と理解を妨げてくれる。「変って」いるというのは分かるが言葉では何とも形容しづらい。
そしてその変っている彼の視点を通じて話が展開するその不自由感が、この話の余韻や解釈に膨らみを持たせているのだと思う。


フランス語の学習的には、文法自体は基本的にシンプルで分かりやすい。時々出てくる接続法半過去に難儀したけど、活用自体は規則的で何とかなる。本には解説もたくさんついているので初心者でもアプローチできる。


用いられる単語は多彩で、それが文章に色彩、幅を持たせてくれる。この辺はニュースや教材モノではなかなか味わえないところだと思う。あと朗読を聴いていて、文章のキレ、リズムの良さも強く感じた。


初めて外国の小説を原典のまま読みきった(訳付きだろとか突っ込むな)。どれだけ実力が付いたか疑問も残るのだが、明日から最初の場面に戻って、少しずつ復習を重ねていく。