「周期律」を読み終えて一息。
次は、溺れるものと救われるもの(I sommersi e i salvati)を読みます。
またプリモ・レーヴィの作品です。これで4作目。もう中毒ですね。彼の仕込んだ毒に侵されて来ている気がします。
ここまで彼の作品は
アウシュヴィッツの体験を描いた「これが人間か(Se questo é un uomo)」(⇒)、
その後の解放から帰国までの放浪の旅を描いた「休戦(La tregua)」(⇒)、
そして彼の化学者としての小話集「周期律(Il sistema periodico)」(⇒)、と読んで来ました。
今度の作品は、打って変わって評論になるようですね。
アウシュヴィッツ体験を描いた名著『これが人間か』から約40年、記憶の風化を恐れたレーヴィは、改めて体験を極限まで考え抜き、本書を書いた。だが刊行の1年後、彼は自死する。生還以来、罪の意識と戦い、証言し続けた彼は何を思い、生きたのか?
彼の遺作になるそうです・・いきなり1ページから小難しい感じだけど、少しずつ読み進めて行きます。