とにかくフランス語を勉強する

フランス語に加えてイタリア語もダラダラ勉強しているダメリーマンの記録

「水車小屋攻撃 他七篇」を読む

ジェルミナルの後をどうするか迷っていた。語学を学ぶという文脈で、もう書取を続ける意味があるのだろうかと。もっとプラクティカルなことを考えてもいいんじゃないかと。書取が自己満足に過ぎないことを認めるのは辛い事だけれども。


・・それでも、もう1つだけ書取をする。ゾラを読みたいし、小説を少しずつ掘り進む快感(=ビョーキ)から抜けられない。フランス語が好き、書き取りが好き、カフェでフランス文学を書き取るのが好き・・(何イキってんだ)


水車小屋攻撃 他七篇 (岩波文庫)

水車小屋攻撃 他七篇 (岩波文庫)



当初は、ゾラのルーゴン・マッカール叢書の中で、「ジェルミナル」から遡る形で「居酒屋」か「ナナ」を書き取ろうと思ったが、先日、ゾラのルーゴン・マッカール叢書について調べる中で大まかなあらすじを知ってしまったし(アホすぎ)、ジェルミナルと同じくらいの分量の長い小説をまた一から書き取るには燃料が厳しい感じがした。


長編小説は、軌道に乗ると捗るのだが、序盤にその世界観を吸収するのに莫大なエネルギーが必要になるから。というわけで同じゾラでも与しやすそうな短編集の方を読む。水車小屋攻撃って名前が良い。紀伊国屋梅田店の岩波文庫のところを物色していて決めた。


去年、風車小屋をやったので、今年は水車小屋みたいな感じ。短編集1つを塊としてとらえると、書取シリーズとしては第18弾。本に掲載されている短編8篇のうち、ネット上で音声と文章を調達できた7篇を書き取る。分量的には70日分くらい。