2011年11月のこのエントリー(→)以来、間に中断を挟みつつ正味4年くらい、書取を通じてフランス語の勉強を続けて来た。
パズル感覚で文書を読み解く楽しさに、文学的な刺激が加わるミスマッチ感が自分の嗜好に合ったのだろう。飽きもせず色んな小説を書き取ってきた。何だかんだでよく続いた。毎日楽しかった。
今やっている短編集も面白いし興味深く書取進んでいる。進んでいるのだが・・もう何か違う。小説として面白くても、勉強としては単語を貼付けるだけの感覚が強くなっていて、作業的で、語学を学ぶこと自体の喜びや刺激が薄れている。
この兆候は去年の春から少しずつ強くなってきていたのだが、色々な作家の作品を書取りしながら目先を変えることで自分を誤魔化してきた。
ディクテの試験を受けたり、色々自分に刺激を与える努力もしてきたのだが、情熱を傾けてきたジェルミナルが4月末に終わって燃料が尽きた。もう燃えない。
それに・・書取は時間がかかり過ぎるのも厳しい。ジェルミナルを書き取りきるのに6カ月かかった。全文書くから遅いのは当たり前なんだけど、このままゾラのxxだ△△だ、ユゴーだ、プルーストだ、スタンダールだとか言って続けてたら、多分書取だけで人生が終わる。
これまでの営みが無駄だったとは思わないけど、これは本当に自分が望んだ進み方だったんだろうか。このまま書取の海に飲み込まれて行くような恐怖を感じている。
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迷ったけど、この短編集を最後に書取の習慣を断ち切ることにした。
丁度、励みにしていたライバルの方がフランス語から離れたと知った時、自分もこの短編集が終わったら、まだ雑誌の購読も残ってるけどフランス語の学習自体を辞めて他のチャレンジに移ろうかなと考えた。良いタイミングかなと。
小豆相場を研究するとか、プラモデルで姫路城を作るとか、とんがり体操をマスターするとか、何か未知の類のことをやろうかなと・・
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ただこのままフランス語から離れて良いのかなと迷いが残っていたのも事実。せっかくここまで来たんだし、それにこんなクソでヘイトなブログでも見て頂ける方が何人か(多分3人くらい)いるんだから、その方たちに感謝と意地を示すべく、もう少し何か頑張ったら?って。。
具体的に言えば、語学力を進歩させる方向にもう一度頑張りなおそうかと・・それと、モチベのためにドロップアウト状態になっている資格を何か受けようかなって・・。
資格は、去年このエントリー(→)で書いたけど、あの時は全然本気で考えていなかった。結局ディクテを続ける方向に逃げた。
こっちの方向に燃料が残ってるかどうかは分からないけど、色々なことを変える時が来たのは間違いないと思う。
短編集の書取が終わったら、勉強法を変える。何か試験を受ける。決めた。気が変わらないうちに文章として残しておく。