ボヴァリー夫人はフランス北部の架空の田舎街が舞台だが、近郊の都市ルーアンは何度も実名で出てきた。観光都市として有名で、著者フローベールの出身地でもある。
この都市、イメージがあまりなかったのだが、本を読み進むと、凄く大きくて賑やかな印象を受ける。
あと話の中にルーアン大聖堂が出てきて、Wikiで調べていたら、凄く壮麗な感じで見に行きたいなあと思った。
(Wikiの画像より)
ふと思いつく。来週見に行くか。ルーアンはパリから近いから何とかなるんじゃないか?
しかし、今は結構仕事が忙しいので有休が取れない。月の3週目は役員向けに資料を作るノルマがかなり重い。
色々計画を考える。でも結局、金曜深夜、土曜に出発しても、日曜日中には絶対に日本に帰られない事が分かった。
仕方なく月曜の午前中に半休を取る前提で計画を立てた。
取り敢えず直行便限定で。エールフランスが時間的に合う。時間は現地時間表記。
1月17日(土)12:20 関西国際空港
→1月17日(土)17:00 パリ・シャルルドゴール空港
12時間40分のフライト。入国後速やかに地下鉄を乗り継いでサンラザール駅へ急ぐ。このターミナル駅からルーアン方面への特急が出ているのだ。
1月17日(土)19:50 パリ・サンラザール駅
→1月17日(土)21:12 ルーアン・リヴドロワト駅
ここは遅れても40分後のがあるからバックアップは何とか。ルーアンに着いたらホテルに直行するだけだな。時差的に日本は明け方だ。起きていられるだろうか。
翌朝。
教会は日曜は8時開門だが40分くらいしか見る時間がない。見終わったら教会から駅まで1.1km走るかタクるしかない。これに乗り遅れたら1時間半後まで電車がないからきつい。
1月18日(日)8:55 ルーアン・リヴドロワト駅
→1月18日(日)10:10 パリ・サンラザール駅
市内からでも、空港までのアクセスは絶対に余裕が必要なので3時間半取る。それでもきついけど。
1月18日(日)13:35 パリ・シャルルドゴール空港
→1月19日(月)9:15 関西国際空港
11時間40分のフライトを経て帰国。仕事は午後からだから帰国後は2時間くらい仮眠できる。フランスに20時間半、ルーアンに12時間の滞在か。
・・
問題点。
直行便でPEX運賃じゃないからか運賃がもの凄く高い。ネットで探したら46万円とか見積が出てきた。思った事をすぐにやる自分もこの見積には絶句した。うーむ。
まぁ、ボヴァリー夫人が終わって、仕事が片付いて、さらに、フランス語が自由に喋られるようになってからで良いか。今回は本当に残念だが涙を呑んで自重する。