とにかくフランス語を勉強する

フランス語に加えてイタリア語もダラダラ勉強しているダメリーマンの記録

仏検2級/準1級/1級合格までに要した勉強時間と勉強履歴をまとめる

先のエントリーで質問頂いた件、計算したので上げてみます。

まず、自分の仏検の受験歴を再掲します。年次(西暦)、季節、級数、種別、受験場所、満点、得点、合格点、合否の順です。

 

05春 3級筆記 京都 100/94/?? 合格

(6年半程度の空白あり)

12春 2級1次  京都 100/65/60 合格
12春 2級2次  大阪 30/18/18 合格
12秋 準1級1次 京都 120/71/74 不合格
13秋 準1級1次 西宮 120/72/67 合格
13秋 準1級2次 京都 40/25/21 合格

(間に断片的休憩挟む)

17春 1級1次  奈良 150/80/87 不合格
18春 1級1次  岐阜 150/85/89 不合格
19春 1級1次  京都 150/96/93 合格
19春 1級2次  京都 50/36/34 合格

 

そして以下が合計の勉強時間です。3級、2級の時も合わせてそれぞれ何時間要したか、大まかに計算してみました。独学もレッスンも全部含んでいます。

 

3級 約100時間
(4か月。平均約50分。100%市販参考書。)

3級→2級 約250時間
(8カ月。毎日約60分。100%殆ど書取)

2級→準1級 約750時間
(18か月。1回不合格。毎日約80分。90%書取。10%仏検対策)

準1級→1級 約2400時間
(52か月(中断期間除く)。2回不合格。毎日約90分。書取+雑誌購読+通訳案内士対策+通信添削+個人レッスン+直前対策全て)

 

資格の等級が上がることに、勉強時間が大体3倍ずつ増えてきています。

最初からの総合計だと約3500時間、正味の年数にして6年10か月(82か月)でした。

 

ただ、この数字を見て、こんなに必要なんだとか、これくらいでいけるんだとか、鵜呑みにしないでください。

 語学の上達に必要な時間というものは当然、その人の適性、年齢、他言語の学習歴などによっても大きく左右されますし、個人差が大きい数値なので参考程度に見るだけにして頂きたいです。

 

ちなみに私自身は大学時代に第二外国語でフランス語を選択していたので、その部分はアドバンテージになってると思いますが、進度からして時間にして50時間程度のものだと思います。

それとフランス語の学習の合間に、1年半ほど英語を学んでいますが、全然スキルが身に付いていないので、その部分は殆どアドバンテージになってないと思います。

 

ついでに言い訳をさせていただくと、

私の場合、フランス語学習の中でも、ディクテしながら小説を読むことに夢中になったり、通訳案内士試験の対策をしたり、色々な事をやってきていて、仏検に向けて一貫した対策を取ってきたわけではありません。

色々やったことが結果的に仏検攻略に役立った部分もありましたが、仏検に対しては、蛇行しながら少しずつ螺旋のように進んでいた感じでした。

なので、もし一直線に仏検1級を目指すべく対策を取っていたら、もっと少ない勉強時間で済んでいたかもしれません。

 

・・ともかく。久しぶりに過去のブログを色々振り返ってみたら、稚拙な文章ばかりで情けなくなったけど(今も酷い)、色々なことで楽しんだり喜んだりしたことが思い出されて、幸せな気分になりました。

イタリア語も、その道中で色々な楽しみを見つけながら、少しずつ続けていこうと思います。

odoratさん、気付きの機会を頂き有難うございました。ディクテを楽しく続けられ、仏検準1級のリベンジを果たされることを願っています。

 

(2/8 追記 プロセス別学習比率)

さらに、集計した3500時間を語学学習の4プロセス(「読む」「聞く」「話す」「書く」)にどれくらい費やしたかを計算して割り振ってみました。

ディクテは「読む」と「聞く」にまたがるので、それぞれに半分ずつ割り振りました。仏検問題集に費やした時間は、全部に按分で振り分けました。大まかだけど、だいたいこんな感じ。

「読む」・・ディクテ、雑誌、小説購読など 約2350時間

「聞く」・・殆どディクテ 約800時間

「話す」・・殆どプライベートレッスン 約200時間

「書く」・・殆ど通訳ガイド対策、通信添削 約150時間

 

凄まじいインプット偏重ぶり。。全部をしっかり上達させたいと思ってはいたものの、自分の興味を優先していたら、こうなったという感じです。

聞く、話すの部分に費やした時間は、殆ど仏検準1級を取得してからのもので、通訳案内士を目指すための訓練目的に割いた時間が多いです。

ただ今思えば、仏検は読解、聞取に偏った試験だったので、この勉強配分がむしろ有利に働いたかもしれません。

他方で、DALFの点数が「読む」「聞く」の順に偏って、「話す」「書く」で苦戦するのも、この勉強時間を見ればそりゃそうだよねという話でした。

 

(2/11 追記 仏検3級⇒1級に関する勉強履歴)

全勉強履歴もまとめておきます。まとめのまとめになります。時系列が分かりやすくなるように過去のエントリーに全部受験年度をつけておきました。

3級受験時代はまとめてなかったので(勿体ない・・)(⇒3級もそれっぽいのはあったので改題して追加します)、スタートから、3級、2級、準1級を経て1級までの歩みをほぼ網羅したものになります。途中の通訳案内士試験対策も含みます。

偏ったアプローチからの仏検受験だったので、攻略法を指南する勇気はないのですが(書取を4年続けろとか、さすがに言えない)、仏検攻略を考えている方に何か役に立つエッセンスがあれば嬉しいなと思います。

 

 

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