先のエントリー(⇒)の実感を裏付ける指標がある。
フランス語単語とイタリア語単語の相関度合を見ればいい。Ethonologue(組織名?)の、インドヨーロッパ語族の各言語の語彙の共通度を示した表で分かる。
Lexical similarity - Wikipedia
(スマホで上手く見えるか分からないけど・・)
分かり難いけど、Language1(縦軸)とLanguage2(横軸)の交差する部分の数字が当該の言語の間の相関を示す。
数字が大きいほど相関(関係)が大きいことを意味する。0は全く相関無し、1は完全に相関しているという形になる。
フランス語(fra)とイタリア語(ita)の単語には0.89の相関がある。ものすごく高い。
これは大雑把に言えば、フランス語の語彙で89%のイタリア語の語彙を説明できることを意味する。(ただし語源から類推が効くという意味で完全に同じ単語ということではない)
前回のエントリーで挙げた、③の箸にも棒にもかからない15%の単語知識の部分は、この相関のない残り11%の部分と重なってると思う。
89%も相関あるのに、全然フランス語学習のアドバンテージが活かせている感じがしません。何か魔法の杖ないかな。