とにかくフランス語を勉強する

フランス語に加えてイタリア語もダラダラ勉強しているダメリーマンの記録

これが人間か(Se questo è un uomo)を読む

イタリア文学の踏破シリーズの続き。

プリモ・レーヴィの「これが人間か(Se questo è un uomo)」を読みます。

イタリア語の原典で読む本としては、もう7冊目です。フランス語の時もそうだったけど、いったん文学沼に嵌ると中々抜けられないですね。

 

第二次大戦時に、イタリア籍のユダヤ人として強制収容所に収容されたときの体験を描いたノンフィクションだそうです。

主題が非常に重いですが、こういった感情を強く刺激されそうな読み物も味わってみようと思ってチョイスしてみました。

 

同時に、日本語版も買いました。

レーヴィがナチスユダヤ強制収容所から救出されたのは1945年1月27日。自宅に帰り着くとすぐに、彼は記憶を頼りに、本書の執筆にとりかかった。飢えと寒さ、不潔な寝床、病い、そして死にゆく人々…。過酷な強制収容所での生活が非常に緻密に、きめ細かく記されている。ものを考えることが死につながるほどの極限状態にあって、人間の魂がいかに破壊されていくのか。体験を書くという行為は、アウシュヴィッツで全面的に否定された自己の人間性を回復する作業でもあったのかもしれない。生還以来、その体験を証言してきたレーヴィの集大成的ともいえる古典的名著『アウシュヴィッツは終わらない』の改訂完全版。

 

日本語版は、あくまでも訳出ができないときの、解釈に迷ったときのサポート用に使います。

今の自分の実力で、イタリア語の原書だけで満足行くように読み進むのは厳しく、もう少し経験が必要かなと思います。

今回は、書写は難解な部分だけにとどめてズンズン読み進むつもりなので、1ヶ月程度で踏破できればと思います。