とにかくフランス語を勉強する

フランス語に加えてイタリア語もダラダラ勉強しているダメリーマンの記録

産業カウンセラー養成講座を卒業する

 

取り敢えず一息です。

産業カウンセラー試験の受験資格を得るための、養成講座を卒業しました。

 

産業カウンセラー養成講座|一般社団法人 日本産業カウンセラー協会

自分は通っていたのは、大阪教室の土曜通学コース。

昨年の11月18日から、この3月30日まで4か月半、土曜日に15回、合計で105時間の講座を受けました。

まだ4月15日までWeb講座と小テストの締め切りはあるのですが、自分はもう終わっているので振り返ります。

 

1)実習の流れ

全体で30人強の参加者がいますが、基本は6~7人グループで構成・進行し、各グループに担任がつきます。

生徒はカウンセラー役、クライエント役、観察者に分かれて、ひたすら面接実習を重ねます。

少しずつ面接の目的は高度に難しくなっていきますし、それに伴って面接時間も伸びていきます。

面接後は先生が司会となって、全員で内容を振り返って討議し、次回以降の改善につなげていきます。

講座の具体的な中身は書けないので、15回の自分の大まかな感想だけ書いておきます。(自分の1行日記()から抜粋)

 

11月18日 9:30-17:30① オリエンテーション。とにかく受講生同士でひたすら話す。いきなり宿題が多く出されて戸惑う。

11月25日 9:30-17:30② 傾聴について色々学ぶ。周りのモチベの高さと自分の意識の乖離に悩む。受ける講座を間違えた。

12月2日 9:30-17:30③ グループワークの模擬面接ボロボロ。最初だから当たり前だけど。クライエント役楽しい、会社の悪口をベラベラ話す。

12月9日 9:30-17:30④ 模擬面接。少し時間長め。伝え返しと感情明確化が難しい。カウンセリングの義務と制約が多すぎてしんどい。

12月23日 9:30-17:30⑤ 宿題の対話分析ボロボロ。間違いばかり。みんなテキストの読み込み書き込みがすごい。

1月6日 9:30-17:30⑥ 新グループへ。正月明けの激務と睡眠不足が重なり、さらに前日の部下との大喧嘩がリフレインして集中できず。何やってる。

1月13日 9:30-17:30⑦ 継続面接1-1。今回は相手が勝手にどんどん話してくれて助かる。流れを遮らず伴奏しきる。初めて充実感。

1月20日 9:30-17:30⑧ 継続面接1-2。自分はまだ見立ても甘いし決めつけが強い。他人が何を考えるかなんて分からないこと心に刻め。

2月3日 9:30-17:30⑨ リレーセッションとかいろいろ。自分の問題点は明確に。でも解決できない。

2月17日 9:30-17:30⑩ 皆で各自の逐語分析発表。各自の面接時のスクリプトを皆で読み寸評し書き込む。凄い勉強になった。

2月24日 9:30-17:30⑪ 元グループへ。難易度急上昇。皆すごく成長しているのに自分は何かノレない。

3月2日 9:30-17:30⑫ 継続面接2-1。面接30分長い。相手がどんどん話してくれて助かった。とにかく我慢して聞く。

3月16日 9:30-17:30⑬ 継続面接2-2。とうとう面接40分。相手の奔放な話題についていけず地獄の40分。スタミナ切れ。

3月23日 9:30-17:30⑭ 継続面接2-3。出番なく腑抜け。観察者としての自分の見立てが何か浅い。面談時間長いと観察も大変。

3月30日 9:30-17:30⑮ 最終。最後の実習で大撃沈。見立てが全くできず。先生の心配そうな眼差し辛い。皆との成長の対比にズーン。

 

2)講義視聴(ウェブ)

・Web動画です。19科目103チャプター40時間超、全部を視聴しないといけません。基本的には教科書に沿った説明になります。

・動画視聴については、各チャプターの視聴画面に遷移した時点で受講済みフラグが立ちますが、受講管理画面で総視聴時間が分かるようになっているのでフラグを立てただけで見ましたって言い張るのは危険?

・前半は心理学知識主体で難しかったですが、自分には未知の分野で興味深かったです。後半は割と法律や社会情勢に関する説明が多く、分かりやすい反面、少し冗長に感じました。

 

3)理解度確認テスト(ウェブ)

・1)の講義の内容を理解できているか、動画と〇×テストが19科目で合計600題あります。長くてうんざりします。

・各科目ごとの合格要件は6割正解で非常に緩いです。自分は真面目にやったので平均正答率は9割くらいでした。

・筆記試験の短答式問題にそのまま出そうだなという直観があり、問題と答えを全部PDFにして落としておきました。

・1か月ごとに締切があり、4月15日までに全部終わらせるカリキュラムなのですが、自分は1月の3連休に終わらせました。後半は授業も他の宿題も重いことが想定されたので。


4)提出課題
(評価はA,B,C,Dの4段階評価。6つの課題のうち4つでB以上を取らないといけません。APはアクションペーパーの略)

・AP1(初日の体験)・・周りのモチベーションが高くて焦る、志が低いまま受講してしまったと、先生を困らせるような作文を書いた。何なんだ。

・作文1(子供のころの出来事)・・中学時代、同じクラスの好きな子から違う奴への思いを恋愛相談されて失恋を悟った話。貝になりがちな自分の成り立ちを書きました。

・AP2(基本的技法の体験)・・全然傾聴できてないし、自己一致してないからか、自分のカウンセリングが嘘くさいとか、色々と挑発的なことを書きました。

・作文2(自分とは何か)・・シャイで、そのくせ承認欲求が高くて、面倒くさい奴みたいなことを書きました。

・対話分析1 評価B・・カウンセラーとクライエントの対話スクリプトを見て自分ならどうするか考えるもの。他の皆の読込の深さを知る。これはAを取るのは難しい、相当に踏み込んで書かないとダメです。

・AP3(継続面接をして自分に気づいたコト)評価?・・決めつけすぎる自分についてひたすら反省。今読むと自嘲しすぎ。先生に媚びすぎ。

・逐語分析 評価B・・自分のカウンセリングの20分書き起こし。これはエポックメイキングでした。どう話したいとよかったかという部分をしっかり考えて書かないとAは取れない。

・対話分析2 評価?・・カウンセラーの対話を見て自分ならどうするか考えるもの。より難しい内容に。今度は深読みしすぎてしまったり。受け止めることができてないなと思った。

・小論文(自分の今後のキャリアと現状と課題について)評価A・・作文と同じ。資格を取って何をしたいのイメージが湧いたので具体的に書けました。課題の方は逐語分析のときに気づいたことをそのまま書いただけ。

・AP4(講座で自分について気づいたこと)評価?・・最後の作文。書きにくい主題。「なんでも決めつけすぎ」「自分だけが変じゃなくて皆も変」「自分もグループ内で役割を分担できた」という3つの知見を無理やりまとめました。

 

5)仲間

老若男女の様々なバックボーンの受講生の方が受講にきています。全体的に真面目で志望度が高い方ばかりです。

期間中脱落する方はほとんどいませんでした(殆どの方は30万円自腹で払ってるわけだからね)

励ましあいあったり、愚痴りあったりして、一緒に食事をしたりしながら、段々と仲良くなっていきました。

カウンセリングする中で自分のイシュー(関心事)を話す機会が多くなるので、互いがよくわかるようになるのですよね。

最終日の後に受講者懇親の打ち上げがありましたが、せっかく仲良くなった方たちと別れしないといけないのは辛いものでした。

(まぁ試験対策や合格後もまた会おうねという約束はしましたが)

 

6)所感

最後の面接実習は散々だったけど、欠席遅刻なく講座を完走してホッとしています。課題も全部期限内に提出したし、Webラーニング、Webテストも全部終わらせました。

イタリア語学習との両立は苦になりませんでしたが、毎回の土曜日の講座の後は疲労が本当にきつくて、日曜日まで毎回引きずりました(今日もそう)

講座で頭を使うこともそうなんだけど、人見知りな自分にとって、先生や他の受講者の方々と親和的に接し続けることへのプレッシャーもあったかなあと思います。

 

7)今後

これからが問題です。まだ養成講座が終わっただけです。

産業カウンセラー試験の受験資格を得ただけで、試験に合格しないといけません。

 

まず4月25日頃に養成講座の実習結果に鑑み、面接試験が免除されるかどうかの発表はあります。

が、他受講生の話を聞くに要件厳しく自分は無理です(俺が免除なら全員免除になってしまう・・)

そして6月23日に筆記、7月6日or7日に面接の試験が続きます。

合格率はそれぞれ6割程度らしいです。

筆記は何とかなると思うけど、面接がなぁ・・これからどうするか色々考えます。落ちたら養成講座料30万円を会社に返金しないといけない。

 

(4/27追記 実技免除されることになりました)