とにかくフランス語を勉強する

フランス語に加えてイタリア語もダラダラ勉強しているダメリーマンの記録

イタリア語体験入学を終了する

3週間の間、毎朝1時間イタリア語の勉強を続けた。本当は週1くらいのペースで、イタリア語を一から学ぶ喜びを色々書き綴ろうとも思ったのだが、コロナウイルス禍で総務業務が忙しくなる中で消耗して、そんな気分にもなれず。そうこうしているうちに、一通りやりきってしまった。取り敢えずこれで一区切り。

 

イタリア語 (世界の言語シリーズ13)

イタリア語 (世界の言語シリーズ13)

 

 

図書館で調達したこの本、途中で返却期限が来たので1回借り換えをしたが(本当にセコい)、素晴らしい本だと思う。

この本の著者は、語学の入門書をかなり研究したんだと思う。豊富な例文、丁寧な規則解説・例外事項の説明、愛らしい挿絵、イタリア文化トーク、分かりやすい図解など、入門者を飽きさせない、挫折させないように丁寧に作られている。

(随所にある演習用のエッセー崩れみたいな文章には、皮肉っぽい内容のが多くて、イタリア人っぽいなあと思いながら、読み進めていた。)

最初の発音の解説から最後の難しめの童話の読解まで、綺麗に、体系立てて、順を追って説明が加えられていくのが良い。

ゼロから新鮮な気持ちでイタリア語に向き合うことが出来た。本の最後にある、何とも言えない味わいの童話(というか寓話)を読み終えて、あぁやっとイタリア語も1合目に入ったのかなあなんてことを考えた。(今の自分のフランス語は何合目くらいだろうか)

とにかくフランス語を学んだ後に勉強するのは凄く進めやすい。同じロマンス語系の学習比較対象があるだけで全然違う。 法、時制の概念の理解を殆どすっ飛ばせたのは大きかった。(肯定文にも接続法使うとかいくつか違いはあるけど)

発音自体はフランス語と違って黙字がないので、さらにロジカルで読みやすい。音声で辞書アプリの検索のするときとか、片仮名のように読んでも普通に認識してくれるし。フランス語だとそうはいかない。名詞の性別単複の規則も明快で、これも分かりやすい。

主語を省略できるという部分には違和感があったがすぐ慣れた。単語も9割近くが同一語源ということで、かなりショートカット出来ている(フランス語の単語にはゲルマンやブリテンの語源が混ざってるのもあるから、全然違うのも結構あるけど。。)

辞書はアンドロイドで、FR-IT辞書というのをダウンロードして使っていた。イタリア語を読むと、フランス語の訳が出てくるので、それで大体文法のどの部分が、どう対応しているのか分かるようになってる。日本語を介して勉強するより、フランス語を介して勉強する方が進めやすい。

 

・・けど、文法の原則が分かっても、文章を理解したり、自由に操れるかどうかというのはまた別の次元の問題で・・。克服するには長くじっくりと勉強するしかないんだろうな。

 

・・イタリア語も面白いんだけど、ここから次のモチベが湧いてこない。今回は語学を学び始めた頃の新鮮な気持ちを味わいたいということがきっかけだったから、新鮮さがなくなってきたら燃料がなくなるのは見えていたこと。ということで取り敢えず今回はここで区切り。

 

・・フランス語の通訳案内士試験を、もう1回だけ受けたいなと思い始めている。どうせ無駄なのは分かってるんだけども。もう忘れた方が良いんだとも思うけど。