前回、仏検協会の報告を見てみましたが、受験者数の減少度合が気になったので、21世紀に入ってからの仏検の受験者推移を見てみました。
まずグラフにしてみます。数字のソースは公式とそのアーカイブより。
2020の数字が少ないのは春季がコロナ禍で中止になったためです。
細かい数値は以下です。
観察結果としては、
・受験者数のピークは準2級を新設してから2年目の2007年。そこからは毎期平均で3%ずつ減少、歯止めかからず。(⇒やっぱり2000年代以降の学生数の減少が大きそう)
・通期では2級の減少幅が一番多い。準2級が新設されたのも大きい。下位レベルの受験者が回ったことで、2級の受験者レベルが相対的に上がり、難易度も上がったかもしれない)
・どの級も受験者数は満遍なく減少しているが、やはりコロナの打撃大きい。上位級受験者の中で、このタイミングでモチベーションが切れた人も多そう。
・3級より上になると級が上がるごとに受験者数が減っていくが、昔から2級→準1級での減少率が一番高い。受験者アンケート(⇒)では、最終目的級について1級33%、2級25%とあり、2級で満足する人も多いからと思われる。準1級って難しい割には中途半端な位置づけだし、攻略に時間かかるからね。。