とにかくフランス語を勉強する

フランス語に加えてイタリア語もダラダラ勉強しているダメリーマンの記録

貴婦人と一角獣展 (NMAO)

朝にディクテを済ませ、夕方、全てを放り出し定時に会社を出る。貴婦人と一角獣展を見に、NMAO(国立国際美術館)へ。職場から徒歩圏なので、金曜19時までの特別開館に間に合う。


16世紀初頭のフランス、巨大な6枚連作タピスリー、見るのが楽しみで今週はずっとそわそわしていた。フランス語を勉強しているからとか、そういう理由ではなく、直感的にタピスリーの絵柄に惹かれていただけ。


もう終わったけど、MXによる東京展示の際の紹介番組

[美術館へ行こう]『貴婦人と一角獣展』



元所蔵のパリのクリュニー中世美術館が工事する事になって、そのタイミングでタピスリーが借りれるようになったと。奇跡の初来日!っていうのが何か胡散臭いキャッチに感じるがやっぱり見たい。こういう動員多そうな展示会は金曜の夜を狙う。


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予想以上に凄かった。インパクトあった。入るなり大きな6枚のタピスリーがデーンと四方にそびえる。触覚、嗅覚、聴覚、味覚、視覚、そして解釈の分かれる、6枚目のMon seul desir(我が唯一の望み)・・
全部見るのに15分、高精細デジタルムービーも15分くらいじっくり堪能した。人もそんなに居なくてゆっくり見られた。


とにかく、良いものは良い。凄いものは凄い。それだけ。自分の直感が、このタピスリーが放つ圧倒的な「何か」に、感嘆して平伏した。自分の中で無音の絶叫が木霊していた。


見終わって図録が猛烈に買いたくなった。末尾の解説部分がフランス語で書いてあったりして、勉強にもなるじゃんと手が伸びそうになる・・


けど少し考えて自重。感動を手元に置いても陳腐化するだけ。高嶺の花は届かないところにあるから良いんだ。(記念のクリアファイルだけ買ったけど)


また何か直感に訴えかけそうなモノがあったら見に行こう。京都国立や兵庫県立だと金曜日なら20時まで開館しているし。