踏破。35日間、単語中心に些細なことでも日伊、伊仏辞典でザクザク調べて、色々と書き起こししながら、収録の10篇を読み進めた。
ネタバレするのも難だし個別の話の内容には触れないけど、9人10篇、それぞれ作家の個性が出てて興味深かったです。
寓話みたいな話もあれば、世にも奇妙な物語の脚本みたいな話もあったり、筒井康隆みたいな作風の人もいたりして。
語学学習的には、難解な文章は丁寧な注釈が付いているけど、後半になると満遍なく難しくて、倒置や省略、関係詞の使い方がどんどん荒く乱暴になって大変だった。
最後の方の話の「島」の中間話法(直接話法と間接話法の曖昧なやつ)と、「苦悶の家」の関係副詞、ジェルンディオの使い方なんかは、桁違いに難しかった。
Essere動詞のジェルンディオ(フランス語で言うêtreのジェロンディフ)が省略されると、??ってなるね。。
・・イタリア語の学習が予想外に順調に進んできていた中で、小説も(親戚のフランス語をずっと勉強してきた自分には)楽勝かなとかナメたことを考えていたんだけど、この本に打ちのめされて目が覚めた。
取り敢えず復習します。。