とにかくフランス語を勉強する

フランス語に加えてイタリア語もダラダラ勉強しているダメリーマンの記録

2023年秋季イタリア語検定2級

とうとう難関の2級の試験日です。語学資格を受ける直前というのは、いつも2つの感慨に襲われます。

1つは、よくここまで勉強を続けて、資格試験にエントリーできたなという自分への労いの気持ち。

1つは、試験が難しすぎて語学が嫌いになって、もう勉強できなくなるんじゃないかという喪失感への恐怖。

特に上位級の試験の近くになると、後者が強くなります。

 

朝、とにかくその恐怖を振り払うように四条烏丸ドトールで1時間だけ、直前にまとめ勉強をしました。気休め。

その後は曇天の中、会場のKRP京都リサーチパーク)まで3kmほどザクザク歩いて会場入り。既に結構な人数が試験会場の開場を待っていました。

2級会場は10人。合格率的には、この中で受かるのは1人か2人しかいません。狭き門です。

10:15試験開始。

 

聞取:

最初の35分、長いし難しいし地獄でした。全然出来ず・・準2級より簡単な問題が減りましたね。何か紛らわしいことを言う会話が多くなってイライラしました。

 

択一:

4択がずらーっと続きます。さらに大きく分けて3パートに分けてコメント。

①文法:予想以上に簡単に感じました。平均点も高そう。自分の理解ではパターンゲーに近いです。

②語彙:難しいけど、この部分は他の受験者もあまり出来ないのではと楽観的。少し推測が効くのもありましたけど。

③長文:バイオリンの名工、ストラディーバリの旧館をリバイバルしてバイオリン職人学校にする話。これは簡単でした。

 

作文:

自分の国の特質を150~180字で書くという話。択一を超特急で30分で終わらせて残り55分の時間を確保したものの、それでも時間が全然足りない!

何とか粘りつつ書き続けて暴力的に終了したものの、最後で論理破綻してしまう痛恨の出来。日本社会を貶めすぎて論旨が滅茶苦茶になってしまいました。

もう思い出したくもないです・・字もボロボロに汚くなってしまったし。

接続詞のストック、例示のストック、言い換えのストックが全然降りてこないのがしんどかった。

 

まとめ

①聞取は、書取の演習不足が明白。この1年何もしてこなかったし。速い読み上げの中でのキーフレーズの聞き分けが重要と言う意味で、TOEIC的な部分も強く、その手の対策演習も有効なんでしょうね。

②択一は、対策問題集が効きました。3級準2級時代に一度もこの種の問題集をやって知識整理したことがなかったので知識の空白に嵌ったのでしょうね。

③作文は、やっぱり独学では無理。イタリア語検定の拘りであり肝の部分なのは、この部分ですよね。とにかくイタリア語で明快に自分の主張を出来るようにならないと認めないという協会の強いメッセージを感じます。

そういう意味で、文学鑑賞嗜好の強かった自分のベクトルとは少しずれるのかもしれませんが、でもアウトプットの引き出しが増えたら出題を見ただけでワクワクできるんでしょうね。いつかはその次元に達したいものです。

 

・・結論。聞取と作文で落ちました。でもやりがいがあって、それでいてフェアで清々しい試験でした。イタリア語検定協会には感謝しています。

自分はこの11月から8カ月以上かけて、語学と関係のない資格を取りに行く()ので、もう再挑戦は覚束ないのですが、イタリア語の勉強はもう少し続けようかと思います。まだまだというのが良く分かりましたしね。

 

 

(11/8 追記)

結果が出ました。