とにかくフランス語を勉強する

フランス語に加えてイタリア語もダラダラ勉強しているダメリーマンの記録

2018年度仏検1級2度目の敗北学習記録

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だるいけど、去年の仏検1級不合格から何をやったか残しておきます。

考えてみると、今回も通訳案内士試験の片手間で受けてたし、どこか試験をナメてました。去年7点差だったことに、どこか甘えがあったんだと思います。

1級は真面目に対策しないと受かりません。通訳案内士に受かったら、もう受けないつもり。でもよくやったよ俺。



Science et Vieとか、African Businessとか、L'Obsとか、L'Expressとか、去年から色々な雑誌を読んできた。読解問題に役に立ったとは思うけど、去年からある程度解けていたので、あまり伸びしろはなかったかなあ。


L'Assommoir (French Edition)

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ゾラの「居酒屋」。大惨敗を喫したガイドの面接試験の後に読む。「ジェルミナル」の主人公エチエンヌのお母さん、ジェルヴェーズ が主人公。むせ返るような庶民風俗の生々しい記述と、救いがありそうでない結末に圧倒される。これは「ナナ」も読まなきゃと思って、今読み始めたところ。楽しみ。


瞬間翻訳訓練をする - とにかくフランス語を勉強する
瞬間翻訳訓練をする第3ステップ2 - とにかくフランス語を勉強する
去年の通訳案内士試験対策。こんな訓練していて間に合うわけないのに。仏検1級1次にはほとんど関係ない部分だと思う。


体験レッスンを受ける - とにかくフランス語を勉強する
1月から個人レッスンを受けている。今も通訳案内士試験を目指して継続中。主には通訳案内士対策だけど、ディスカッションなどもして1級2次対応も考えていました。これは思い切ってよかった。スパルタ先生に会って世界が広がりましたね。


和文仏訳講座も始動する - とにかくフランス語を勉強する
アンスティチュフランセーズの通信添削の中の、上級和文仏訳講座を1ターム(10回分)しました。仏検1級を思いっきり意識しての活動。色々参考になる部分もあったけど、問題が難しすぎるし時間かかるのも難。フランス語でプロを目指す人用じゃないかなあ。

・・よくこの勉強量で受ける気になったなという感じ。


(追記)
2019年、リベンジしました。

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ナナを読む

先のエントリーで、通訳案内士試験にリベンジするべく、二次試験対策をレッスン講師と練った。今からやれることをやろうということ。


で、レッスンのない日は何をするか。色々迷ったが半年ぶりに小説を読むことにする。ずっと仏検用に勧められた雑誌ばかり読んでいたけど何か物足りないというか、没入できる何かを欲しくなったというか。。


ガイド試験を目指すと決めた2年前まで、フランス語を学ぶ喜びを小説の書取に見出していた人間なので、資格の刺激と、小説の刺激の間で揺れ動く中で、また小説の方に回帰したくなったというか。。


本能的な欲求(大袈裟)に抗わない。とにかく「ナナ」を読みきることにする。本は買わない。Wikisourceをプリントアウトするだけ。




「ナナ」は、自然主義の大家エミール・ゾラの作品で、「ルーゴン・マッカール叢書(大河小説シリーズのようなもの)」20作品群の9つ目にあたる。同じくゾラの「ジェルミナル」「居酒屋」を読んで来たからには、これも攻略したいなと思っていた。


「居酒屋」の主人公ジェルヴェーズ・マッカールの娘、「ジェルミナル」の主人公エチエンヌ・ランティエの妹、にあたるナナが主人公ということで、本当に楽しみ。ナナは「居酒屋」にも幼少の娘として結構登場してたな。


・・通訳案内士の一次試験4科目試験対策は、直前の監獄合宿の際に一気に片づけることにする。これで一次で落ちたら目も当てられない。

まだまだ続く

仏検が終わり、プライベートレッスン講師のスパルタ先生に残念な不合格報告をしつつ、これからどうするか話し合いをした。


個人的には貴重な先生だと思っているので、先生が関西にいる間はガイド試験の面接試験対策の方向に特化して鍛えてもらえないかとお願いをして、取り敢えず夏いっぱいまで契約を延長してもらうことになった。


授業の内容は変更。先生から日本の観光、歴史、文化、風俗分野についての題材(「着物」「俳句」「鰻丼」とか色々)を無作為にガトリング砲のように繰り出してもらい、説明を返しつつ、圧迫質疑を受ける流れにする。通訳案内1000本ノックみたいなもんだ。


今度の通訳案内士試験は本当にどうしても受かりたいので(仏検も受かりたかったけどさ・・)、そのためにも真面目にどんどん批判、罵倒、提言をして欲しいというお願いをした。


ただ日本語を全く理解しない先生なので、面接の一つの要件である逐語訳の訓練が出来ないのは問題。この先生のレッスン料が破格なのは、その理由に因るところが大きいんだけど、そこは自分で何とかしなきゃいけない。


後はボランティア式実地訓練が出来れば。。ガイドが発揮すべき色んな要件(語学力だけじゃなくて、ホスピタリィとか、マメさとか、そういうの)も学ばないとダメだなと思案しつつ、案内対象に先生の人脈紹介待ち。期待せずに待つ。

2018年度仏検1級1次結果






通過した方はおめでとうございます。2次でも日頃の鍛錬の成果を遺憾なく発揮できることを祈っています。
自分は去年より5点ストレッチしたけど、合格基準点も2点伸び、結果4点足りず。去年から3点しか詰められませんでした。
おそらく平均点は66点くらいだと思う。


去年より名詞化、聞取で点を伸ばせたけど、逆にある程度取れていた前半部分で殆ど点を失い、和文仏訳は相変わらず絶望的という苦しい展開。やりようにやってはもう少し点を積めたと思うし、終わってみると悔いが残る。


一番大きな敗因は、去年に、書けないと受からないって考察してて今年も実際そうだったのに、それに対する対策を積んでいなかったことだと思う。


150点満点のうち、30〜40点分くらいは正答率が低い短答型設問が占めているこのテスト、自分に与えられた時間のリソースを考えると、この部分で計画的に点数を積み上げていくのは困難だと思っている。


だから、正答率と配点比率が比較的高い部分から着実に点を積み上げないとダメだろうと言うことで、自分の場合は、特に苦手な和文仏訳がキーポイントだと分かってはいたんだけども。。


1月からやるぞと勢い込んで始めた通信添削は仕事のバーストを口実に1クールしか続けられなかったし。。


いや、それ以前の大前提として、作文に限らずフランス語に触れる絶対量が足りなかったかなぁ。かなり楽天的すぎたような。反省点は色々。


・・
とにかくこれで1つの区切り、仏検はもう良いや。勿論、取れるなら取りたいが、来年まで引っ張って頑張っても点を積み上げられる気がしないのが本音。
再挑戦予定の通訳案内士試験に落ちたら、3たび受けるとか言い出すかもしれないけど、そんなシチュエーションは想像したくもない。とにかくお疲れ様でした自分。


(追記)
勉強履歴振り返りました。

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セーブル窯の誘惑

大阪北浜の東洋陶磁美術館で、フランスの名門セーヴル窯の展示会をやっていたので見に行った。(あと2週で終わりという。。)





大好きな美術館。先の地震で陶器が割れるとか、そういう被害は特になかったみたいですね。良かった良かった。


今回は昼前の、人が少なそうな時間を狙ったが、それでも平常点の時よりも3倍くらい人がいた。西洋陶器の吸引力凄い。


殆どの陶器で写真撮り放題というのが出色。インスタ映えは大事だよなあ。俺はやってないけど。


自分は皆が写真に撮らなそうな目立たないやつを何枚かパチリ。













300年の歴史を総括するものなので、クラシックなものから、新世代の前衛的なものまで色々。お腹いっぱい。


作品の展示ガイドは日本語だけ、作品リストも外国語は英語だけで、フランス語が全くなかったのは残念でした。

通訳案内の実務がどうとか



今週は気分的に沈んでいた。


自分の住んでいるところが月曜朝に起きた地震震源に近いところだったので、色々受けた影響が大きかった。


さすがにフランス語にまで気が回らない。プライベートレッスンもキャンセルした。受ける気になれなかった。


それでも余震が治まって、ライフラインもガス以外は回復して(まだ水風呂が続いてて辛い)、殆どの店が営業を再開して、まるで何事もなかったかのように日常は戻ってくる。


・・
そろそろ自分もまた動き出さなきゃな。次は通訳案内士試験対策か。3度目。。今年から新科目として加わった「通訳案内の実務」とかいうやつを見てみる。


通訳案内の実務筆記試験について
https://www.jnto.go.jp/jpn/projects/visitor_support/interpreter_guide_exams/guideline30.pdf#page=8
(PDF注意)


・試験は、通訳案内の現場において求められる基礎的な知識(例えば、旅行業法や通訳案内士法等の業務と密接に関係する法令に関する基本的な内容や実際に通訳案内業務に就くにあたっての訪日外国人旅行者の旅程の管理に関する基礎的な内容等)を問うものとする。
・本科目については、原則として、観光庁研修のテキストを試験範囲とする。
・試験の方式は、多肢選択式(マークシート方式)とする。
・試験時間は20分とする。
・試験の満点は、50点とする。
・問題の数は、20問程度とする。
・合否判定は、原則として30点を合格基準点として行う。


試験問題少ないから学ぶ範囲少ないのかなあと思ってテキストを見るとこれが重い。190ページある。
http://www.mlit.go.jp/common/001231951.pdf
(PDF注意。重い)


テキストにざっと目を通すと、常識的な内容が多いように見えるけど、むしろそれ故に眠くて辛い。メンタルヘルス実務検定の時に感じた地獄に似ている。


6割取れば合格らしいけど、全く勉強しないで合格点を取るのは難しいのかな。救護介護、宗教の違いあたりは、自分でも簡単に問題が思い浮かぶようだ。絶対何問か出題されるだろう。まぁ取り敢えず少しずつ読み進む。


あと、この科目は、試験科目になかった昨年以前の合格済登録者全員に5年に1度の研修受講(テスト付き)を義務付けるらしいが、何の利権だよこれ。。


・・
今年の1次試験は8月19日の日曜日。あと2ヶ月もない。お盆期間中に、通訳案内士試験対策200時間走り込み合宿を菅平で行う予定。

2018年度仏検1級1次

今回は地方で仏検を受験しようと思い立ったので、当初の目論見では、土曜から仏検を兼ねて泊まりがけ旅行の体にするつもりだったのだが、直前になって土曜に仕事で倉庫に行く羽目になり、結局日曜の日帰りに。宿はキャンセル。


さらに、当日になって、外出した後に受験票を忘れていたのに気づくが、まぁこれは試験会場でゴネれば良いかと気を取り直す。


ターミナル駅に午前中に着いて、駅前のスタバで対策問題集を解いておく。単なる気休め。その後、試験会場へ。





今まで受けて来た関西の試験会場と違って、運営がアナログで面白かった。写真の他に何も案内がなかったり、試験前20分前でも、受付に誰もいなかったり・・


あと地方の仏検って、受験者が本当に少ない。自分が受けた会場は1級は2人、2級は4人だった。大教室に2人というのは中々壮観なものでした。


地方になると、こういうマイナーな言語は講師とか学校とか、入門を超えたレベルの学習環境を提供するリソースが極端に少ないんだろうなあと思う。だから比較的高い級の受験者は都市部に偏るんだろうな。


・・
肝心の試験詳細は別途。今日は疲れたので自己採点もしてない。感触は去年より落ちたなと。(だから自己採点したくないんだけど)


最後のトラブル。
2時間の筆記試験問題の後、書取聞取試験までの休憩の間、喉が乾いたので自販機でポカリスエットの親戚のイオンウォーターを買ってグビグビ飲み干したら急に腹痛に襲われる。


試験再開前、席でお腹を押さえてうずくまっていると、様子が変だったのだろう。試験監督の方にまで心配される始末。書取中は辛かったけど、聞取中にはほぼ回復。何とか持ちました。


試験後、サッカー場まで歩いて、Jリーグ見て帰郷。


(追記)
結果出ました。

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明日は仏検

明日は仏検
この1年(というかこの数カ月)、進歩があったのか正直分からない。春になって仕事の忙しさを理由に、また1ヶ月中断してしまったし、継続した演習が全然足りていないとは思う。


特に去年反省として挙げた書き表す対処がまだまだ全然ダメだ。まぁ、気負わずに最善を尽くすだけだな。


明日以降、ブログが更新されなくなったら、あぁこいつ結果悪くて打ちのめされたんだなと、指さして笑ってやってください。

3たび通訳案内士試験受ける



仏検直前だけど、通訳案内士試験のエントリーもそろそろしないといけない。何も話せず、自分の不甲斐なさに枕を涙で濡らした昨年末の面接試験の屈辱。あれから6カ月経ったが、今思い出しても辛くなる。


今までフランス語学習してきた中で、あれほど悔しかったことはなかった。フランス語学習の締めくくりに手をかけた途端、そこから一気に突き落とされてしまった。


でもまた挑む。フランス語学習の成果を自己満足のディクテに留めない、何か形を残すって、丁度2年前の今頃決めたからな。通訳案内士はその最終目標だから。。


一つ厄介な事が。この試験、1次免除は1年しか有効でない。


自分の場合、
仏語 2016年合格 ⇒ 失効。再受験
実務 2018年新設 ⇒ 初受験
歴史 2016年合格 ⇒ 失効。再受験
地理 2016年合格 ⇒ 失効。再受験
常識 2016年不合格、2017年合格 ⇒ 今回免除


今年から通訳案内の実務とかいう、訳の分からない科目が新設された上、2年前に受かった3科目を受け直さなきゃいけないという厳しさ。計4科目。。


受験2年目の2次に落ちるってのは痛いんだなあ。分かってたとはいえ。。この試験は語学に絶対的な磨きをかけた上で、短期決戦で一気に片づけないと駄目だな。2年落ちてよく分かった。


多分、1次のフランス語は普通に受ければ何とかなるだろう。合格した2016年から、さらに勉強積んでるし。


それより、歴史と地理をまた受けなきゃいけないのが面倒くさい。もう忘れてるし、同時に受かるのは結構大変。一昨年は一般常識が、昨年は地理が大幅に難化したように、ある科目が突然難化するのに、足切りラインは殆ど下げないという過酷な傾向があるし。


まぁ少しずつ歩もうか。ちなみに1次通過後の2次試験は12月9日。今から半年後。

蜘蛛の糸

プライベートレッスンを受け始めて(⇒)から早5ヶ月。これまで通算35回のレッスンを受けてきた。


アングッリシズム(英語風表現)に苦しむことも、男性女性名詞の差異に悩むことも少しずつ減ってきて、どんなトピックでも、フリーズすることも減ってきて、何かしら言葉が継げられるようになったと思う。少し進歩した。


前回のレッスンでは、なんか日本の小説についての話題になって、芥川龍之介の「蜘蛛の糸」について四苦八苦しながら説明した。難しかったけど、工夫しながら何とか完遂出来で、先生が面白い話だと感心してくれてよかった。次は「羅生門」だな。あの魑魅魍魎の世界観とか、ディテールをどう説明できるのか分からないけど。


レッスンの内容自体は単純で、エクスポゼの練習を20分くらいした後(出題⇒回答⇒質疑⇒講評)、色々な分野の雑談をする流れ。


レッスン中、自分は辞書を使わず、1枚裏紙メモを用意しておくだけ。そこにレッスン中に言えなかった、もしくは言い換えが思い浮かばなかった日本語のボキャ、先生から教わったフランス語の実用ボキャの断片をひたすら殴り書きしていく。


そして翌日になったら、辞書を用いて、そのメモを見ながら、どういう表現があったか、どういうべきだったかを復習し、次のレッスンに上手く使えないかなぁとか思いながらシミュレーションをする。


レッスンから2日経ってしまうと、会話の内容をだいぶ忘れてしまって、レッスンの時のジレンマが思いだせなくなるので、復習は必ず翌日にするようになった。


・・


このレッスン、仏検1級1次の後はどうするか。。1次不合格が試験後にすぐ分かったら即打ち切るつもりだったけど、長くレッスンを受け続けていると情が移って急に関係をブツっと切るのも切ないなあとか思ったり。先生は7月末までは大阪にいるらしいけど。。