とにかくフランス語を勉強する

フランス語に加えてイタリア語もダラダラ勉強しているダメリーマンの記録

Duolingoでフランス語からスペイン語を学ぶ

職場で語学好きの若い女の子がいて、ウマが合うので時々語学の雑談をします(おっさん式マウントを取らないようには気を付けている)

感心させられたのは、彼女が韓国語の勉強を始めてからあっという間に、TOPIK(韓国語能力検定)の4級まで取得したこと。

やる気のある若い子は伸び方が凄いです。

 

元々は、Duolingoというゲーム型語学学習アプリで、軽い気持ちでハングルの勉強を始めて、そこから嵌ったのだと。

ふーむ、自分も存在は知ってたけど、そんなに面白いのかあと。

 

自分は座学文法ガチガチ派だけど、頭を柔らかくするためにも、こういう学習ツールを試してみるのもいいかもしれない。

といっても一から全く新しい言語を勉強するのもしんどいし、Duolingoでフランス語からスペイン語を勉強するコースを試そうと思います。

スペイン語に興味があるからというより、既習のフランス語、イタリア語に近いので、あまり頭使わなくてよさそうだからという後ろ向きな理由(適当すぎる)

学習時間は1日5分。期間はやる気が続く限り。飽きたときには感想を書こうと思います。

 

最初は簡単な単語を覚えていく流れ?文法とかどう勉強するだろう?

 

多言語習得のセオリーを知る

日経に多言語習得に関する記事が出ていました。

 

 

培ってきた外国語のリスニングスキルが高いほど、「左下前頭回の背側部」が活性化することにより、多言語の習得がより容易になるとのこと。

標本が30人だし、偽相関(他に隠れたファクターがあるということ)とか大丈夫なんだろうかとも思ったりもしますが、やっぱり語学学習は音からなんですね。

自分なりに解釈すると、ディクテを重ねてリスニングスキルを高めることが、マルチリンガルへのステップになるということ、頑張りましょう(違う)

言語別の競走馬登録数推移について調べる

フランス語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語ポルトガル語が使われる馬の頭数の遷移を調べてみました。以下のエントリーから集計しました。

 

年代を隔てて重複した馬名登録がある場合に古い世代の方を省いていたりすることや、まだまだ見つけていない馬がいることなどを考えると、数字はそんなに厳密ではないです。

が、それでも大体のトレンドは分かると思います。

 

年度別言語別登録頭数推移

誕生年 西/葡
2000 58 17 5 7
2001 66 14 7 4
2002 52 16 8 6
2003 64 31 12 7
2004 73 29 8 11
2005 80 33 8 3
2006 93 25 8 7
2007 113 37 13 14
2008 101 46 12 11
2009 101 54 21 17
2010 158 46 19 15
2011 143 55 28 19
2012 160 64 26 13
2013 190 65 33 17
2014 207 90 26 27
2015 180 71 41 33
2016 217 60 41 39
2017 222 91 45 50
2018 230 106 55 43
2019 231 114 49 71
2020 202 99 49 47

 

 

縦軸が頭数、横軸が該当馬の生産年です。2024年2月20日現在のソースですが、適宜アップデートするかもしれません。

どの言語もすごい勢いで伸びてきていますね。英語が飽和してきているんだろうというのもあるんだと思います。

 

特にフランス語の登録馬は毎年200頭を超えていて大人気です。

フランスのロンシャン競馬場で行われる凱旋門賞での活躍を夢見る名付け親の方も多いのでしょう。

 

まぁいずれ、この辺の言語の馬名も飽和してくるでしょう。

そうなると、さらにマイナーな言語の馬名が流行る時代が来るかもしれません。

語呂が独特で新鮮味のある面白い馬名が眠ってそうなのはアイヌ語ハワイ語あたりですかね。

極地のモスで巡礼ディクテをする

日本のモスバーガーの最北端、最南端、最東端、最西端の店舗が、とこにあるか把握している人はあまりいないと思います。

最北端は北海道稚内、最東端は同じく北海道の根室、そして最南端・最西端は沖縄の石垣島にあります(※海外店舗は考えないでください)

 

モスバーガー稚内店(日本最北端のモス)

 

モスバーガー根室店(日本最東端のモス)

 

モス教信者である自分は、既に最北端の稚内および、最東端の根室のモスでの巡礼ディクテを経験済で、それ故に最南端・最西端の石垣島のモスでのディクテは悲願でした。

各極地にあるモスバーガーを全部制覇することになるからです。

 

ということで今回、有休と連休を組み合わせて独りで現地へ行くことに。石垣島に初上陸しました(沖縄本島も行ったことないのに)

 

小雨というディクテには最悪のコンディションの中、空港から直行でモスバーガー石垣真栄里店を目指します。


国道390号沿いを車で15分ほど、港ターミナルの繁華街の手前にデデンとそびえていました。

 

ザクザクとモス店内へ。

平日の夕方、店内は本当にガラガラ。自分のディクテ道のポリシーとして、店が空いてる時を狙いたかったから良い感じです。

メニューと価格は本土と一緒みたいです。ちんすこうバーガーとかオニオン&サーターアンダギーとか、そういうオリジナルメニューはありませんでした。

 

しかしモスってどこの店舗でも落ち着けますよね。何でだろう。まぁいいや、早速ディクテに入る。

題材は、現在ゆっくり読み進んでいるカルロ・レヴィの「キリストはエボリで止まった」。進度としてはまだ40%くらいのところ。

 

・・1時間集中して終了。これで東西南北全極地モスでディクテをしたことになります。長年の悲願を果たした感慨があります。

今回の遠征は他にも、石垣島の南、日本有人最南端の島である波照間島で幻の黒糖を探しに行くタスクもありましたが、もうこれで満足してしまった感じでした。

 

 

今度はドトールでも巡礼企画をやろうかなと思います。

というのも実は日本最北端の北見と、最東端の中標津の店舗では、既に勉強歴があるのに対して、最南端の那覇イオンモール、最西端の那覇空港店はまだ未踏なのです。

馬鹿なことやってるなと思って笑ってやってください。

 

石垣島には日本最南端最西端のマクドナルドとスターバックス(空港内)もあります。経度はモスが一番西にありますが、緯度はモスとマクドナルドでほぼ同位置です。

稚内はモスよりマクドナルド、ロッテリアの方が北側にあります。マクドナルドはドナルドがベンチに座って出迎えてくれています。冬は雪に埋もれています。

根室は他にカフェチェーンもないのでカフェ・ファーストフードチェーンの中ではモスが一番極東にあることになります。ただし店は小さいです。

馬名で中国語単語を覚える

まだありました、中国語の馬名を並べてみました。

簡体字」と「繁体字」が混ざったりしてグチャグチャだけど、取り敢えず全部載せます。アイウエオ順です。

 

※1 まだまだたくさん確認漏れがあります。(現状、見つけては追加している)

※2 冠名付きの馬は含みません(「エイシン」カンフーとか、「マイネル」ファンロンとか)。中国語として成り立つものだけ。

※3 JRA・地方登録馬を含みますが、70年代以前の登録馬および、海外の登録馬は含みません。そこまでカウントするとキリがないため。名前が同じ馬は一頭だけ掲載します。

※4 カタカナの当て方が独特な馬もいますが、馬主さんの選択なので大目に見てください。

※5 ★はGⅠ競争の勝利馬、☆はGⅡ、GⅢ競争の勝利馬(いずれも海外、交流競走含む)を指します。

 

アンパオ(红包,Hongbao,2021)・・(名詞)ご祝儀、会社などにおける特別ボーナス(中国の祝い事で赤をあしらった祝儀袋「紅包袋」を用いることから、お年玉を含む)

ウォーアイニー(我爱你,Wo Ai Ni,1996)・・(成句)愛してます

ウーシエンダー(无限大,Wuxianda,2008)・・(名詞)無限大

ガオガイリュイ(高概率,Gaogailu,2013)・・(名詞)高確率

クーニャン(姑娘,Guniang,2007)・・(名詞)未婚の若い女

ザオ(早,Zao,2021)・・(成句)おはようございます

シェイシェイ(谢谢,Xiexie,2000)・・(成句)有難う

シェンフォン(順風,Shun Feng,2019)・・(名詞)順風

シャオシンジュ(绍兴酒,Shaoxingjiu,2012)・・(名詞)紹興酒

シャンスイ(香水,Xiang Shui,2005)・・(名詞)香水

シャンディエン(闪电,Shan dian,2020)・・(名詞)稲妻⚡

ジュフォン(卷风,Jufeng,2017)・・(名詞)竜巻🌪

ションリー(胜利,Shengli,2003)・・(名詞)勝利

シーリュウシー(石榴石,Shiliushi,2021)・・(名詞)ガーネット

チェンリー(千里,Qianli,2004)・・(名詞)千里

チャイオー加油,Jiayou,2007)・・(成句)頑張れ

チャオコーリー(巧克力,Qiǎokèlì,2017)・・(名詞)チョコレート🍫

ティエンラン(靛藍,Dianlan,2015)・・(名詞)藍色

ディチュウ(地球、Diqiu,2011)・・(名詞)地球🌎

ニーハオ(你好,Nihao,1999)・・(成句)おはよう

バイユーラン(白玉兰,Bai Yulan,2021)・・(名詞)ハクモクレン

パオユイ(暴雨,Baoyu,2001)・・(名詞)暴雨⛈

ピーシャ(陛下,Bixia,2020)・・(名詞)陛下

ファユエン(花园,Huayuan,2018)・・(名詞)花園🌷

ファンシャン(芳香,Fangxiang,2016)・・名詞)芳香、芳香剤

フェイロン(飞龙,Fēi Lóng,2003)・・(名詞)飛龍🐉

フージャオ(护照,Huzhao,2018)・・(名詞)旅券、パスポート

フーダオラ(福倒了,Fu Dao Le,2022)・・(成句)福が来ますように(直訳すると、福が逆さまになるという意味だが、「倒」"dao"と同じ音を持つ「到」"dao"に掛け合わせた洒落になっている)

フーライラ(福来了,Fu Laile,2019)・・(成句)福来たる

メイクアンシー(没関係,Mei Guanxi,2016)・・(成句)大丈夫

ルーフォン(如風,Ru Feng,2020)・・(成句)風のごとし

 

 

(・・ネタが乏しいので、中国の故事成語に由来する馬名も置いておきます)

イッキトーセン一騎当千Ikki Tosen,2004)・・(成句)一人で千人の敵を相手に戦う意味から勇者を形容する言葉。 識見や技術が人並み優れていることを指す。 

ガシンショウタン(臥薪嘗胆,Gashin Shotan,2007)・・(成句)戦争の敗北の屈辱を忘れず、復讐を成し遂げるために、毎日薪の上に寝て痛みに耐えた呉王夫差と、苦い胆を嘗めた越王勾践の故事による。

ガリョウテンセイ(画竜点睛,Garyotensei,2010)・・(成句)文章や絵画で、最も重要な箇所に手を加えて、効果をあげること。最後のたいせつなところに手を加え、物事を完成すること。通常は「画竜点睛を欠く」という句で用いられる。

カンタンノユメ(邯鄲の夢,Kantannno Yume,1996)・・(成句)人の世の栄枯盛衰の儚さの例え。盧生という若者が故郷を離れ、趙の都の邯鄲に赴き、紆余曲折の末、幸福な人生を送ったが、目覚めると全ては束の間の夢の出来事であったことによる。

カンペキ(完璧,Kampeki,2002)・・(成句)完全で欠けたところがないこと。原義は、たいせつなものを傷をつけず無事に持ち帰る、借りたものを無事に返すという意味。

ケイコクノビジン(傾国の美人,Keikokuno Bijin,2016)・・(成句)その存在が原因で国を傾けてしまうレベルの美人の事。妲己楊貴妃などが有名。

ゲキリン(逆鱗,Gekirin,2014)・・(成句)天子の怒り。転じて、目上の人の怒り。竜のあごの下にある逆さに生えた鱗に人が触れると、竜が怒ってその人を殺すという「韓非子」説難の故事による。

ケンコンイッテキ(乾坤一擲,Kenkon Itteki,2013)・・(成句)運命をかけて一か八かの勝負をすること。「乾坤」は天と地を意味し、「一擲」はサイコロを一回だけ投げることを意味し、合わせて「天と地、どちらの目が出るかを賭ける」という意味に。

コチョウノユメ胡蝶の夢,Kochono Yume,2010)・・(成句)夢と現実とがはっきりと区別できないこと、またその区別を超越できないことのたとえ。荘子が夢の中で胡蝶になり、胡蝶が自分なのか、自分が胡蝶なのか分からなくなったことから。

セイテンノヘキレキ(青天の霹靂,Seitenno Hekireki,2004)・・(成句) 思いがけずおこる突発的事変。いい意味にも悪い意味にも用いられる。青く晴れた空に突然、急に雷が激しく鳴ること。

セッサタクマ(切磋琢磨、Sessa takuma,1995)・・(成句)『詩経』にある表現。骨を切る「切」、象牙を研ぐ「磋」、玉(ぎょく)を打つ「琢」、石を磨く「磨」を合わせて「自己研鑽」を意味するようになった。

タイキバンセイ(大器晩成,Taiki Bansei,2003)・・(成句)鐘や鼎のような大きな器は早く作り上げることができないように、本当の大人物は、発達は遅いけれども時間をかけて実力を養い、のちに大成するということ。

テンイムホウ(天衣無縫,Tenimuho,2002)・・(成句)物事に技巧の形跡なく自然な様子、文章や詩歌が自然で巧みな様子。天人天女の衣に縫い目がないことから。転じて人柄に飾りなく純真で無邪気な様子も指す。五代前蜀時代の怪異集「霊怪録」が初出。

テンシンランマン(天真爛漫,Tenshinramman,2010)・・(成句)天から与えられた人の本性を指す「天真」と物が散らばり広がる様を指す「爛漫」を繋げた言葉で、飾り気がなく素直で無邪気な様を示す。初出は元末年代に書かれた随筆「輟耕録」とされる。

トウリュウモン(登竜門,Toryumon,1986)・・(成句)立身出世につながる難関、運命を決する大切な試験のたとえ。龍門は中国の黄河中流の急流のことで、そこを超えることのできた鯉は龍に化するとの言い伝えから。

ドハツテン怒髪天、Dohatsuten,2010)・・(成句)劉邦と天下を争った項羽が会見の際に剣の舞で劉邦を殺そうとした時に、それを知った劉邦の家臣の樊噲が髪を逆立て怒りの顔つきで項羽を睨み注意し、劉邦が助かった故事に因む。元は「怒髪天を衝く」

ハイスイノジン(背水の陣,Haisuinojin,2003)・・(成句)逆境に追い込まれて覚悟を決め、全力をあげて勝負すること。逃げようのない位置に自分をおき決死の覚悟で戦うこと。「背水」は、河を背にすること。

ハクビ(白眉,Hakubi,2018)・・(成句)数ある優れたものの中でも、特に優れているものや人の例え。 馬氏五常と呼ばれた名高い五兄弟の中で、一番優れた四男の馬良の眉に白い毛が混じっていたことから。

ハテンコウ(破天荒,Hatenko,2009)・・(成句)前人が成しえなかったことをすること。「天荒」と呼ばれる未開の荒れ地だった荊州から、初めて官吏登用試験の合格者が出た故事から。

ムッシュ・ディクテの称号に憧れる

ディクテ(書取)は自分のフランス語学習の肝だったので、以前から布教するように色々書いてきました(無駄なのに)。

 

それだけディクテ学習法が楽しかったからなんですが、ディクテの本場のフランスではムッシュ・ディクテ(Monsieur dictée)と名乗る方がいます。

無理やり日本語に訳すと「書取紳士」でしょうか(不審な感じ)。本名をラシッド・サンタキという、ジャーナリスト兼作家の方です。

https://fr.linkedin.com/in/rachid-santaki-99564856

 

色々な場所で人を集めてディクテをするために「ラ・ディクテ・ジェアント」(La Dictée Géante)というイベント企画主催しています。

フランス各地を巡回されているそうですね。刑務所や宇宙ステーションからの朗読もやったそうです。

 

去年のシャンゼリゼ通りで5,000人集めた企画などは、日本でもニュースになっていました。

 

この方はさらに、「ディクテはすべてを変える(Une dictée peut tout changer)」という、"La Dictée Géante"企画にまつわる体験記を出版しています。

Rachid Santaki nous raconte, à travers ses expériences et ses anecdotes, l’extraordinaire pouvoir de la dictée, qui peut tout changer !

ラシッド・サンタキが(La Dictée Géanteの企画を巡って得た)体験や逸話を通して、すべてを変えてしまうディクテーションの並外れた力について語る!

 

 

で、たまたま見つけた、その時の対談動画でも色々語っていました。

・一回読み手として参加してディクテに魅了されて以来、色々な企画をしてきた。好奇心旺盛で人間が好きな自分にとって、ディクテは人々と集い、心を通わせる良い機会。

・ディクテによる教育はフランスに固有なもので歴史は古く、かの有名な「メリメのディクテ()」で、ナポレオン3世が75個の間違いを犯したのは有名。

・AIが綴りを自動的に直してくれる時代になっても、綴りの厳格さ正確は重要。正確でない綴りで書かれた単語はその意味を失う。

・ディクテはその鍛錬の上に思考の骨組みを作り、適切な単語を選び、文章を形作るためのテコとなる。

 

なんだそうです(聞き取りやすい所をまとめただけなので、かなり適当)。

やっぱりディクテの本場は凄いですね、こんな情熱的な方(ある意味変態的な)がいるんだと感心してしまいました。

 

・・自分の今勉強しているイタリア語はディクテをしていても、フランス語ほど楽しくないのが辛いところです(判断要素少ないから)。英語もしかり。

キリストはエボリで止まった(Cristo si è fermato a Eboli)を読む

パヴェーゼの「故郷」を踏破した後、気に入った部分を復習(反芻)して一息、自分の語学学習の喜びは、小説を読み解く(読むではない)ことにあったんだと再認識しました。

ということでイタリア語小説シリーズとして、もう1冊、次はカルロ・レヴィの「キリストはエボリで止まった」(Cristo si è fermato a Eboli)を読みます。

もう6冊目ですね。

 

岩波文庫の紹介文は以下。

ファシズム活動の罪で政治囚として一僻村に流刑に処された作者=主人公カルロ・レーヴィ(1902―75)が目のあたりにした,南イタリアの苛烈な現実.現代文明から隔絶した,キリスト以前から変わることのない,呪術や神話が息づく寒村での生活を透徹した視線で描きだす,戦後のイタリア文学を代表する傑作. 

 

1945年の作品だそうです。

パヴェーゼの「故郷」が北イタリアの山奥が舞台だったので、今度は南イタリアの山奥が舞台の小説を読むのも良いかなと。

分量が多い普通の長編小説なので全部を書写するのは諦めます。2月末くらいまでに読終えられたら。

あとAudiolibro(音声読み上げ版)もYoutubeにあったので、これも復習用に活用していきたいところです。立体的に学習しよう。

 

 

 

(3/15追記) 全編踏破しました!


故郷(Paesi Tuoi)を踏破する

 

イタリア語小説の踏破シリーズです。

上記エントリーから45日、パヴェーゼの「故郷(I paesi tuoi)」を全部書写し終わりました。

書き写しをしたのは、文を分解しながら解釈することにこだわりつつ、一文一文納得しながら、じっくり進みたかったからです。

中編小説くらいの分量でしたが時間かかりました。でも毎日徹底してやった分、パヴェーゼの取っつきにくい文章でも自分の血肉になった感じはします。

こんなバカなことをするのは自分くらいでしょうけど。。

 

・・このパヴェーゼの小説も凄まじかったです、少しずつ感情が持って行かれる感覚なんですよね。終盤は毎日ヒリヒリさせられました。

シニカルな主人公を中心とした海千山千の田舎の登場人物たち、淀んだ夏の北イタリアの山奥の田舎の風土、脳を焼かれるような理不尽な展開、何とも言えない残照を残すラストなどは、本当にパヴェーゼに特徴的なものだと感じます。

 

この人の小説を原書で読めただけでも、自分はイタリア語を勉強した甲斐があったと思いました。

これで、パヴェーゼは4冊読んだことに。さて次は・・

 

 

 

 

 

 

ドトールの選曲センスに惚れる2024

 

今年も60年代後半の洋楽を中心に、ドトールで拾った曲の中で気に入ったものを載せてみます。

過度にキャッチーでポップでなく、尖ってない曲ばかりで、勉強用のBGMにはうってつけだと思います。

しかし、こんな50年前以上の曲を良く発掘してくるなと思いますね。

 

Association - Indian Wells Woman 1972

 

Chad & Jeremy - Sidewalk Requiem, Los Angeles, June 5th and 6th 1968

 

 

Harmony Grass- Teach Me How 1969

 

 

Paul Williams - To Put Up With You 1969

 

 

 

Sandy Salisbury - Here Comes That Feelings 1969

 

 

The Free Design - Ronda Go 'Round 1970

 

 

The Free Design - One By One 1972

 

 

The Hollies - Wishyouawish 1967

 

サンマルクロスを患う2

梅田の阪急三番街サンマルクカフェが、今日8日で閉店になります。

間違いなく大阪の、いや関西のベンチマーク旗艦店だったと思います。御堂筋線と阪急の間の繁華街にあって、人通り多く賑やかな場所でした。

たくさんの人が普段使いしてきたでしょうし、それぞれに色々な想い出があるでしょう。

 

自分にとっては毎日の勉強を継続するための最終防衛基地でした。

毎日23時まで開いていて、座席は地下にあってレジと分離され、レイアウトも広く余裕があるので、どんなに仕事が忙しくても、ここなら勉強できるという安心感がありました

(長時間の勉強は店が禁止してるけどね)。

 

・・閉店日になって、寂しくなって最後の巡礼に行ってきました。閉店日セールで20%引きでした。午前中でしたが結構混んでました。

パヴェーゼの小説をゆっくりと書写しつつ、店の雰囲気を味わいました。

あれだけの来客があって閉店するのは経営上の都合からではなく、新阪急の建て替えがあるからだと思うんですけど、本当に残念です。

大阪で一番変わり続ける街、梅田の景色はどんどん変わっていきます。