とにかくフランス語を勉強する

フランス語に加えてイタリア語もダラダラ勉強しているダメリーマンの記録

2017年度仏検1級1次

3年半ぶりの仏検はとうとう1級へ。準備期間25日の思いつきがどこまで通用するのか。余計なことを考えずに粛々と受けよう、自分に足りないものを教えてもらおう。覚悟を決めて会場へ。


1級は受験者数が少ない。どこで受けたか書くと、あの目つきの悪いボンクラそうな奴がそうだったのかとか、現地にいた人に思われたら嫌なので書かない。


14:00試験開始
名詞化。無理でした。もし正確な名詞を捻りだせたとしても、不自然じゃない文章を作るには対策しないと。名詞化辞典とかで勉強しないとダメなんでしょうね。解答用紙部分が狭すぎて文章が書きづらい鬱陶しさ。


多義語。全然分かりませんでした。適当に書いたら1つ奇跡的に合ってた。


前置詞。ヤマ勘でなんとか2つ合わせる。イディオムも何もやってないもんな。無理に決まってる。


時事用語。ここも何もやってないから分かんない。幹細胞だけ分かったのは科学雑誌を読んでたお陰。まぁここは1つ1点だし。


動詞活用。3つ合ってた。対策本読んで、ジェロンディフ、受身、過去完了、接続法、条件法の探索網を強化する事が重要と感じていた。


長文完成。ボキャが滅茶苦茶難しかった。時間かけて何回も読んだが2つしか合わなかった。


長文正誤。文意自体は理解しやすかったが1つ間違えた。設問が紛らわしい。


内容要約。内容は分かったけど設問が理解し難くて、解答と自分の書いた内容が全然違くてがっかり。


和文仏訳。赤ん坊の泣き声がどうとか出来損ないのエッセーみたいな変な日本語を仏訳する。適当に書いたけど絶対点取れてない。


(休憩を挟む)


書取。牛乳の消費量がどうとか。最初何個か間違えたけど、そんなに難しくなかった。大体できた。コンクールドディクテの上級の方が難しいと思う。


聞取記述。ディクテが終わると集中力が切れる上、構えすぎて失敗した。あまり出来ず。準1級時代も苦戦した想い出。この設問は本当に苦手。


聞取選択。こっちは逆にもの凄く簡単だった。2級レベル。全部合ってた。


・・
詳しくは正確な点が出てから。点数は記述部分も多いのでよく分からんけど70点程度と思われる。(合格点は毎年90点弱くらい。)


自分が1級レベルにあるのは書取だけ。あとは満遍なく足りなかった。特に名詞化作文と和文仏訳は厳しい。1級ではここが出来ないと、その時点で32点失うことになるのでかなり厳しい。克服するためには相当長時間根気よく、メンター付けて勉強しないとダメだろうな。独学ではもう無理だろう。


・・
それとこのレベルになると、毎日勉強とか演習とか実地経験を真面目に積むのは当たり前で、その量、質、方向の全てを資格にマッチさせて、そしてさらにその上で個別の試験対策を積まないといけない。
今まで実質ディクテだけで攻め潰してきたので、その辺、自分のメソッドに驕りがあったんだと思う。


・・それでも良い刺激になった。鼻っ柱を思いっきりへし折ってくれて感謝している。今は折られた後の出血が酷過ぎて朦朧としているが、時が癒してくれるはず。


取り敢えず明日からまた雑誌をユルユル読む。ガイド試験の一般常識対策も考え始めないと。こっちは受かりたい。


(追記)
結果出ました。
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2013年度仏検準1級再挑戦合格への歩み

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昨年度の仏検準1級1次不合格時からの勉強をまとめてみる。前回のまとめエントリーと合わせると2級到達時からの記録になる。結構色々やってた事に気づく。







RFIというフランス政府によるニュース配信サービス。ディクテ用途。復習済。前のエントリーからの続き。2012年の短信記事を毎日1本ずつ。最初は楽しかったけど、段々飽きてきて最後は辛くなった。話の展開、構成に意外性がないし、事柄もリピートで目新しさがなくなってきたし、何と言うか作業的になってしまっていた。






ディクテ用途。復習済。カミュを最年少ノーベル賞受賞に押し上げた不条理文学の金字塔。勉強の目的や楽しみが鈍ってきた中で、フランス語で小説を読む楽しさを教えてくれて、勉強のモチベを劇的に持ち直してくれた。対訳や文法解説が丁寧で、意外と読みやすいのも良かったし、毎日読み進むのが楽しみだった。カミュには本当に感謝。






邦題「転落」。ディクテ用途。復習せず。この本からフランス語の文庫、日本語の文庫、朗読CDの3点をセットで購入する流れに。カミュの後年の作品。日本では知名度低い。これは難しすぎた。フランス語も難しいけど、とにかく主題を理解するのが難しい。翻訳した方も相当苦労されたのだろうなと思う。もう少しレベルが上がったと実感が持てたときに、復習がてら、再挑戦しようと思ってはいるが・・






邦題「夜間飛行」。ディクテ用途。復習済。サン=テグジュペリの代表的小説の一つ。難しかったけど、「転落」よりは遥かに読みやすい。毎日話の展開に感情を揺さぶられ、感情移入強く、これも最後まで楽しく読み続ける事が出来た。あと「転落」と「夜間飛行」を通じて、単純過去の苦手意識を克服できたのは大きい。小説を読むには絶対必須の時制なので。






邦題「人間の土地」。サン=テグジュペリのエッセー。12月中旬から現在も継続してディクテ中。今まだ3分の2くらい。サンテックスが経験してきた、数奇なヒコーキ野郎人生を通じて、人間について様々な観点から語る。深いです。


※以上、RFIから人間の土地までの5つが自分の勉強の主食部分で、以下はお新香のようなもの。






アウトプットの勉強として、春先に一通り読んで書いてみた。旅行用途メインの本で分量が少なくてすぐ終わってしまった。まぁ勉強の仕掛かり、端緒にはなると思うけど。






唯一、前回の不合格から仏検準1級1次克服目的でやった本。1日15〜20分程度直前2ヶ月で2順したけど、勉強量が足りず、本番の和文仏訳は全く歯が立ちませんでした。




[asin:B00GMCI638:detail]


「人生の新しい扉を開けるとき」。NHKラジオ24回シリーズ。試し聞きして面白そうだったので聞き始めるが12回で飽きて途絶。目的なく聞いてもダメだね。






冠詞、時制等で自分にとっては新しいアプローチを提示してくれて、面白かったけど、一通り読んで書いただけなんでもう忘れた。この本の難度は結構読者を選ぶと思う。自分は選ばれなかった方。説明が厳密で頭に定着させるのが難しい。






2次対策に読み物として購入。一通り読んだだけ。色々な概念を新しく知る事ができた。説明は上の本より緩いけどこれも概念が頭に定着するかは別問題かなと思う。このシリーズはきっちり勉強出来たらタメになるだろうとは思う。でも出来ない。




・・
(追記)
3年半のブランクを経て1級受けてきました

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2013年度仏検準1級最終結果

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仏検準1級2次発表の日。
いくら試験が不出来だったとしても、やっぱり気になるもの。


今まで仏検は昨年度の1次以外悪い予想が良い方に外れてきたが、今回はさすがに無理だ。途中で長い言葉の空白に耐え切れずにリタイア未遂を起こしたんだ。あの時点で大減点だろう。


ただケジメだしな。エイっと昼休みにアクセス。





!!
喜んだというより呆然とした。試験直後から落ちたと先走ってしまって本当に申し訳ありません。いつも狼少年みたいになってしまっているけど故意ではないんです。


しかしあの出来で受かるのかい。正直信じられない。こんな出来で合格証もらって良いんだろうかという気持ちも。


準1級は1次も2次も難しかった。ボコボコに叩きのめされた。次のエントリーで昨年度の1次試験不合格からここまでの勉強履歴を振り返ってみる。あと1ヶ月前の二次の状況もっと詳しく書こうかな・・




(追記)
勉強まとめました

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2013年度仏検準1級2次

仏検準1級2次試験の日。会場は大阪でなく京都を選択。空いている方が楽かなと。控え室は女性ばっかりで野郎は全然いませんでした。


結果は酷いもの。題材自体は予想しやすい簡単なものだったにも関わらず、スピーチ開始直後、過緊張で真っ白になる。何も言葉が出ない。
・・・・・
沈黙が沈黙を呼び、場の重さに耐えられなくなる。その沈黙を引き起こしている状況を引き受けられない。
・・・・・
「もうやめます、すいません」
日本語でリタイアを伝え、コートとリュックを取って帰りかけた。


「悪くないよ、続けようよ。」
面接官の方から諭してくれた。我に返る。翻って続ける。でも、やっぱり言葉が出ない。本当につらい。面接官のお二人も言葉を補って主張を補完しようとしてくれる。
でもダメだ。途中で止めようとした事も含め、とにかくグダグダ。すいませんでした。


・・
何のために仏検受けたんだ。途中で諦めるなら受けるなよ。年末に100時間2次対策やると誓ったのに勉強方法定まらず、捗らなかった。(そのくせディクテは毎朝やってたし)
2次は独学では難しいとは思ってたけど、実際の自分の酷さを目の当たりにすると情けない。


スピーチの練習に関しては、自分の頭では独学での鍛錬は無理。プライベートレッスンなりスクールなりを活用しないと。でもそこまでのやる気ある・・?


まだ「人間の土地」のディクテもたくさん残ってるけど疲れたしやる気戻るまで休む。






(2/22、23 追記)


面接の時受けた辛さも合格でポジティブに振り返れるようになったし、後学のためにもう少しだけ状況を追記。こんなんで受かるんだよ。


・・・


発表の少し前に教室前の廊下に移動。スピーチ3分前になって、メモ用紙を渡される。フランス語で、


A:今の日本の総理大臣をどう思うか
B:子供に携帯を持たせるのはどんな事が考えられるか


と書いてある。安堵したのは問題文が理解できた事。何を尋ねられているか理解できない事が怖かったから。


Aは「日本の論点」で読んだ部分にかなり重なる。Aを考える。2分くらい安倍さんについてどう語るか色々とメモに殴り書き。メモ用紙は余白少ないし下敷きないから書きづらい。


・・
1ヶ月で色々と関連するボキャは詰め込んでいたはずなのに、言葉が全然降りて来ない。これは論理展開を進めるのは無理だ。


発表寸前、急遽Bに切替。こっちはこっちで難しいと思ったが否定の理由はすぐに3つぽんぽんと浮かんだ。


呼ばれて入室。


相手は妙齢のフランスマダムと、ダンディーな年配日本人。喋るのはもっぱらマダムの方。


挨拶の後、年齢、今何やってるか、何年働いているかを聞かれた。数字であり得ない言い間違えを2回続けて真顔で突っ込まれる。もう動揺しまくり。


何を選択したかと聞かれてB(ベー)と答える。
「では始めて下さい」
とマダム。


「私はいいと思わない。理由は3つある・・」


セオリー通り、3点理由説明法で説明に入る。


「1つ目は・・えー皆携帯をよく見る。携帯を見るだけ。」


携帯に夢中になって他の事をしなくなって依存症になると言いたかったのだが言葉が出ない。短文を無茶な文法で連ねる。全然伝わってない。


「2つ目は・・」


ここで急にすぽーんと言おうとした事が飛ぶ。あー、うー、20秒くらい止まったろうか。本当に真っ白になった。今思うと、1つ目の話をしたときに面接官の反応が悪くて、それに思いっきり動揺したんだろうな。


ここで上述のリタイア未遂に繋がる。諌められてドアから席に戻る。捻り出す。


「2つ目は。携帯はえーと無駄で子供は勉強すべきだと思う。」


確か携帯自体、子供には無駄な機能が多いと言いたかった。無駄(inutile)って単語を連呼した記憶がある。これじゃ携帯を逆恨みした変な教育者だ。上手く伝え切れない。


「3つ目は・・えー、自分の財布でない。子供は責任がない。」


要は金かかるリスクがあるのに、まだ無分別で、出費に対して責任が持てない事を言いたかったのだが、全然伝わらねえ。


この辺からいつの間にか発表(エクスポゼ)というより、共同作業で、単語当て連想ゲームを面接官にさせている様相。早く終わりたくて溜まらない。


マダムは、俺に相槌打ったり、言葉を補いながら、話を聞いて採点用紙か何かにガリガリと色々書き綴っている。


内容の薄いエクスポゼを終え、いつの間にか質疑に移る。


「1つ目から確認させて、具体的にもう少し詳しく教えて?」
「えーと、電車で、道で、皆いつも携帯を見ている。えー、健全と思わない。えー、それはたくさん時間を使う。」


依存リスクのニュアンスは全く言えなかった。


「2つ目確認させて。どんな事が無駄なのですか?」
・・・
少し考えてから、
「ゲーム(jeu)」
とだけ。コンプガチャとかチャットとかSNSとか単語が出ない。
「どんなゲーム?」
「知らない(即答)。ゲームは健全と思わない。」


酷い言い方。いつでもどこでもゲームで遊べるのは健全じゃないとか、もっと理由添えて言えていればよかったと思う。


「・・・・3つ目も確認させて、★◎※ж???」
「(何言ってるか分からんがOui/Nonで答える感じ?)ウイウイ」
「??」


こいつは全然話通じないな、みたいな顔をされた。もう1回言ってくださいって伝えたり、首を傾げて言い換えを促す発想すらなし。この辺になると適当すぎ。


面接官は発表の細かい部分をかなり気にしてた気がするけど、主張の論理的な通り方を吟味していたのかもなあと思う。こういうところはフランス語っぽい。


他にも細かい部分いくつか聞かれたが、取り敢えず終了。さよならという単語も出てこず、有難う(メハシー)とだけ言って教室を出る。


・・・


こんな感じでした。


これでも酷いけど、実際はもっと言葉を補ってもらっている。敢えて、敢えて言うなら、論旨をある程度通せた事は良かった?そういう意味では選択Bが分かりやすい題材なのはツイてた。これが犬に服を着せる是非とか、ミシュランで日本料理店の星獲得が多い理由とかだったら無理だったと思う。


受験者の8分の7が受かる試験なので、言葉が出てこなくても最後まで諦めずに喋ろうと足掻く事が肝心だと思います。





(追記)
結果出ました。

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2013年度仏検準1級1次結果

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仏検準1級1次結果発表の日。この1ヶ月で仏検はすっかり思い出の彼方。自分の予想は66点。去年より出来なかったし通過は無理。でもその分、合格への色気でギラギラしてた去年よりは気楽だ。


結果。


72点。通過ラインが67点。(去年は71点で通過ラインが74点)


ぐはっ。通過してた。去年より通過ラインが7点も下がった。試験の内容自体がかなり難しくなっていたみたいだ。ふーん。試験後、傷心旅行とか色々ネガってたけどバカだな俺。


点数が予想より6点も高い。記述式の長文、書取、和文仏訳で、どれも去年の実際の得点を考えると、予想より上がる要素が分からないけど、去年より採点基準が緩くなったのだろうか。


通過した事は勿論嬉しいけど、何より嬉しかったのは、好んで始めたディクテが、仏検準1級でも成果として出た事。決して無駄ではなかった。RFI特派員が、カミュが、サンテックスが力を与えてくれた。続けて来てよかったな。


・・・
喜ぶのはここまで。2次は1月26日の日曜日。1ヶ月どうするか明日考える。今回の合格は難しいだろうけど。


って安全保障貿易はどうするんだ。ディクテも続けたいし、優先順序整理しないと。





(追記)
2次受けてきました

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2013年度仏検準1級1次

仏検準1級1次試験の日。試験直前になって弱気になってきた。前回の不合格から小説のディクテ3冊に慰め程度の和文仏訳やっただけなのに強気になれるわけない。でも受けるって決めたんだ。行く。


今日は気分を変えて西宮の関西学院大学へ。西の名門。初めて来たけど、テーマパークみたいにきれいな大学。絵画的。


準1級の受験者は60人くらいで京都と同じくらい。でも兵庫の括りで、これしか居ないんだもんなあ、カフェで勉強している人を見かけないわけだと独りで納得。この中で俺の日記見てプゲラした事ある人とか居るのかな?とか下らない事を考えたり。


って14時50分試験開始。


筆記 80点満点
1)単語変形穴埋め 2点×5
去年ダメだったとこ。対策してないから諦め。異邦人で学んだsautと転落で学んだaudaceを取れた。カミュ有難う。4点。


2)単語異義穴埋め 1点×5
簡単そうに見えて選択をボコボコ間違える。2点。


3)前置詞穴埋め 1点×5
簡単で満点狙いだったが最後の(5)の前置詞を間違える。4点。


4)動詞活用穴埋め 2点×5
去年より動詞が簡単に思えたが、活用の当て嵌めが難しい。ケアレス多く1問だけあってた。ここは皆取ったんじゃないかなあ。2点。


5)長文3択穴埋め 1点×5
去年満点だったとこ。時間なくてあまり読み込めず。ボコボコ間違えた。2点。うわー。痛い。


6)長文正誤 2点×8
ものすごく簡単だった。2級レベル。皆満点に近いだろう。ここは配点大きいから慎重に確実に。16点。


7)長文記述 15点
これも簡単。(1)は完璧。(2)はちょっと書き方が違う・・去年の得点からして11点くらいかな。ザクザク引かれそう。


8)和文仏訳 14点
思い出したくない。コメントなし。
多分0点。




書取 20点満点
去年不慣れなブロック体で書いて詰まって間に合わなくなった苦い記憶があるので、筆記体ガリガリ書く。読めてくれ。解答用紙は最終行まで到達。筆記体はスペース食い過ぎだ。去年より明らかに難しく感じた。7箇所くらい間違えてた。酷い。一番凹む。13点くらい?


聞取 20点満点
1)穴埋め 1点×10
ここは対処を間違えた。焦りすぎ。去年より理解できたのに、きちんと長文を理解してからじっくり書けばよかった。3点。


2)正誤 1点×10
もの凄く簡単だった。でも1つケアレス。9点。


全部集計すると、推定66点・・去年が70点推計で71点だったから、スコア落ちてるじゃん。推定から大きな変動はなさそうだし、このスコアじゃ通過は無理。


暗記を拒否し、過去問を拒否し、試験対策を拒否し、和文仏訳を敬遠し、好きな勉強しかしなかった頑固さの報い。


まぁ色々考える事はあるけど冷静になってから。はぁ。疲れたな。





(追記)
結果出ました

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2012年度仏検準1級1次不合格までの歩み

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勉強履歴を振り返るのって受かったときは捗るが落ちた時は面倒なだけ。でも勉強記録のブログなので残しておこう。


6月の2級1次受験から11月の準1級受験までの5ヶ月の勉強を振り返ってみる。




6月の2級1次受験後に衝動買いして40日ほど取り組む。スキッドと例文のディクテ用途が中心だったけど、珍しく練習問題も我慢してやりました。


空白期間に忘れていた文法の復習には役に立った。自分の欠けていたピースにがっちり嵌った。


付属CDの読上げゆっくりめだが、単語は骨っぽいし、30課分のボリュームも相まってヤリガイありました。






星の王子さまのフランス語簡易リライト版。付属CDの中にMP3ファイルが全部収納されていて、27セクションで102分の長丁場構成。


全工程2周、2ヵ月半かけてディクテに取り組む。難しくて難儀したし、どう伸びたか自覚できないけど、物語の展開に感情移入しながら楽しんで出来た。


簡易版とはいえ、初めて物語を1冊コンプリートして大きな自信になった。







春も挑んだRFIのニュース短信のディクテ。Fait du Jourに戻って試験までの1ヶ月間だけ。春の時より聞き取りも文意理解もだいぶ進んでた。ただ訛り丸出しの識者や特派員のスクリプトは難しい。


でもそれを補って余りある面白さ。無料で音声とスクリプトを提供してくれるRFIに感謝。






これは1か月間8日分しかやってない。ディクテするにはオリジナルの録音環境が悪くて、ノイズにイライラしたのが大きな理由。


こうやってみると、あんまり勉強積んでない。勉強量は150日で200時間くらいだが、ビジネス実務法務と兼業だったしこれくらいが限界だったと思う。


これからアウトプットの勉強法も真面目に考えたいが、ディクテは楽しいし大事な主食なので続けたい。


しばらくRFIのディクテを続ける事にして、区切りが来たら、新しい教材を探して取り組みたい。ニュースも好きだが小説をディクテしたい。




(追記)
また受けてきました
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2012年度仏検準1級1次結果

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仏検準1級1次不合格でした。71点取れたけど合格点は74点でした。通過できた皆さんは本当におめでとうございます。2次も日頃の力を発揮できるように頑張ってください。


自分は挑戦というか特攻という形だったが、受験してみると、存外に出来がよくて(⇒)、合格への色気が出てきた。でも試験から少し経ってくると、準1級はそんな甘くないだろ?って感覚も強くなってきた。


そのジレンマの中で1次の後にビジ法対策をしている間も、2次対策とかそんな事は全く考える気になれなかったのだが、やっぱりその感覚は正しかった。


準備不足が顕著だったけど、数ヶ月のディクテだけでここまで持って来れたので、それなりに頑張れたかなあとは思う。けど準1級になって加わった和文仏訳には大きな壁を感じた。あれは何かやらないと無理だ。


ディクテによるインプット増強ばっかりで、アウトプットの練習を全くしてなかったのは大きく響いたと思う。


2級の時に同じ反省をしているけど(⇒)、全く進歩してない。独学者にはインプット系の勉強の方が遥かに楽だからな。安易な方向に流れてしまう。


取り敢えず、次のエントリーで夏からの勉強内容を振り返る。




(追記)
勉強まとめました

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2012年度仏検準1級1次

仏検準1級1次試験の日がやってきた。朝10時に阪急で烏丸へ。烏丸蛸薬師ベローチェでディクテ。今日は1年の総まとめ。長いディクテをやりたかったのだ。


[tabelog:898653:detail]


フランス大統領選のRFIの記事。4分9秒は長かった。終わるのに3時間。最後はヘトヘト。試験前に走りすぎ。でも、これをまとめにしてよかった。オランドとサルコジの主張の違いが面白かった。


とにかく1年間長く間を空けることなくディクテを継続できた。それだけでもウルウルくるよ。


その後適当に昼食を済まし、試験会場の京都外大へ徒歩で向かう。2級の面接でトチった後、マッサージ屋さんに諭してもらった言葉、を肝に銘じる。


仏検など所詮は資格、司法試験のような士業独占でもない、タダの自己満足なのだ。とにかく今の到達点を測ってもらおう。試験問題を解いてない不安はあるけど、淡々と、でも全力でやる。


14時50分試験開始。


筆記 80点満点
1)単語変形穴埋め 2点×5
ここは対策しないと無理かなと思っていた。0点だろうと思ってたら1問合ってた。2点。ラッキー。


2)単語異義穴埋め 1点×5
意外と簡単だった。1問ケアレス。4点。


3)前置詞穴埋め 1点×5
出てきそうで出てこない。でも2問なんとか。2点。


4)動詞活用穴埋め 2点×5
ここは滅茶苦茶難しかった。諦め。1問あってた。2点。


5)長文3択穴埋め 1点×5
長文は割と平易に読めた。全問正解。5点。


6)長文正誤 2点×8
ここは簡単だから稼ぎどころらしい。大意は分かったが、2級よりは紛らわしかった。2問間違う。12点


7)長文記述 5点×3
簡単だったけど、2問、自分の回答と少し違った。12点くらい?ちょっと好意的に解釈し過ぎかも。


8)和文仏訳 14点
立ち読みして驚愕した去年のよりは楽、それでもダメ。無理。「朝目覚めると」「電話があった」あたりは書けたから、3点くらい。本当に滅茶苦茶で思い出したくない。何もやってないからな。




書取 20点満点
これだけは毎日やってたわけだし良い点を取りたかった。2級の時に構えすぎて失敗したので、ガリガリ書く。かなり良い感じで終わった後は満足感に溢れていたのだが、後で見ると4箇所間違えてたorz。単純計算で16点。




聞取 20点満点
1)穴埋め 1点×10
何言ってるか全然分からん。出てきた単語を埋めまくったら5つ合ってた。信じられない。5点。


2)正誤 1点×10
この変になると疲れてて早く終わってくれないかなって気持ちで注意も散漫に。何回も読んでくれて助かった。○×だから救われた。7問合ってた。7点。




思いつきで特攻した割には意外と出来た。4月に読めなかったRFIが10月にだいぶ読めるようになっていたので、それで準1級を受けようと思ったんだけど、自分も多少は進歩したのかなあ。


筆記の7)、8)、書取はまだ点数が分からないけど、手元集計だと全合計で70点/120点くらいかな。


準1級1次は上位25%で足切りするので合格点が毎年変動する。過去5年は79点、68点、73点、65点、71点。


5分の2かい。分かんないね。1ヶ月後を待ちます。でも落ちてても良いです。これだけ出来たら自分は大満足。建前でなく本当にそう思う。よくやった。


明日から3週間はビジネス法務検定2級に向けて、法務をひたすら勉強します。でも・・明日は有休取ったしゆっくりしよう・・。フランス語はその間は休む。





(追記)
結果出ました

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2012年度春期仏検2級受験合格までのまとめ

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去年11月からの勉強履歴を振り返る。
仏検3級合格レベルからの歩みになる。


6年半前に買っていたが、放置されていて眠っていた本。不意に見つけて試しにディクテをして見たところ、面白かったのがきっかけで勉強を再開する事に。60のトピックのディクテを2回繰り返した。
最初は簡単だけど、後半は結構難しくて難儀しました。文法の復習せずにいきなり文章のディクテやったらダメだな。本自体は読上げがゆっくりでディクテ初心者向けには凄く良い本。文章レベル的には3級受かった人向けくらい。




この本もディクテ用。40のトピックを3回繰り返した。類語、例文あたりは無視した。文章のディクテをするだけ。
先の音読フランス語よりは難易度は少し上がる。2級編はまだ消化できたけど準1級編進むのは本当に難儀した。文章は短め、内容は適量、トピックは様々で面白かった。




この本もディクテ用。113のトピックのうちCD収録は25。その部分だけ1回通してやりました。あとの88の文章は無視。
日本語訳がないのが厳しく辛かったが、最後までやりきった。内容はこれでもかという各種のフランス文化ガイドで内容がしつこくて疲れた。トピックは雑多でごった煮の方が飽きなくて良いな。





http://www.rfi.fr/
ラジオニュースのMp3音声とスクリプトニュースを取り込んで、ディクテに活用。1ヶ月頑張って続けたけど難易度高すぎて撤退。これはいずれリベンジしたいと思っている。




上の4冊の進行とは別に進めていたもの。2次対策とか考えずに少しは喋れるようになりたいと思って少しずつディクテして、文章を覚えたら音読するサイクルを続けた。60分の54くらいまでやったけど飽きてペンディング中。




2級に受かりたいという気持ちを誤魔化せなくなり、試験4日前からひたすら単語の穴埋めだけやったけど効果なし。長期的に取り組まないと意味がない。




・・
ディクテ党として自分の勉強の歩みにはそれなりに満足しているが、2級を受けるためには色々改善点があった。反省点を列挙してみる。


1)文法の復習を無視したから初期のディクテの吸収が遅かった。知識の穴がボコボコ開いていて復旧に時間がかかった。
2)過去問は1度くらい通してやっておくべきだった。書き取り、聞き取りは本番初体験でペース掴めず苦労した。
3)話す訓練が明らかに不十分というか殆ど出来てなかったし、訓練のためのノウハウを全く持ち合わせていなかった。


この反省を次からの勉強に活かそう。とりあえず星の王子さまのディクテを毎日進めていく。




(追記)
懲りずに準1級受けてきました

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