とにかくフランス語を勉強する

フランス語に加えてイタリア語もダラダラ勉強しているダメリーマンの記録

いいなづけ1~2章を書取終える(無謀だったが意味はあった)

本当に馬鹿なことを始めてしまった。出たしから予想以上に厳しかった。

単語も文節も難しいのは覚悟していました。けどまず話に入るまでの導入がしんどかった。

冒頭、風景描写が長い。コモ湖畔がどうとか、山の稜線がどうとか、そんな描写がダラダラと続いて、それを抜けるのに3日。

その後、当時の社会背景を示す法令(もどき)の解説が続く。勿体付けた感じでクドクドと続いて、これも抜けるのに3日。

結局、最初のセリフが出てきたのが、書取を始めて7日目。そこからもずっとモチャモチャっと消化不良な展開が続いて・・ここら辺は本当に長かった。

 

・・でも15日目に2章に入って、主人公が登場して物語が小気味よく動き出してからは、急に色々な事が捗るのを感じた。やっと一息入った。。

もちろん単語レベルはかなり高く、トスカーナ方言は、今のイタリア共通語と少し違っていて、単語の綴りや縮約の仕方が違うこともしばしば。辞書に聞いても分からんことも・・。

それでもたまに音が直感的に理解できて、意味がズトン!とストレートに五感に染み込んで来ることもある。すごく気持ちいい。

 

・・もっとこの快感を浴びられるように熟達したい。3章までやるって最初に書いたけど5章まで延長しようと思います。

でもそろそろイタリア語検定にどう対処するかも決めないと。検討エントリーを書こう。

フランス語学習者の大祭を宣伝する

欧明社のこととかを色々調べる流れで、アテネ・フランセを検索していたら、近々にコンクール・ド・ディクテがあることを知る。

 

コロナ禍のこの苦しい状況下でも、こういう布教活動的な試みを続けてくれることには頭が下がります。

音声をオンライン配信して、テキストをPCかタブレットから送らせる形にすれば、地方からも普通にリモート受験できるのではと思ったけど、システム的に難しいか・・

 

自分は6年前に1回だけ上級を受験しました。大した情報のない気の抜けたエントリーだけど、当時のエントリーが以下。

コンクール・ド・ディクテに緊急参戦(2016/2/22)

2016コンクール・ド・ディクテの結果(2016/3/4)

 

今年の案内を見ても、

・初級、中級、上級のレベルがあること

・当日エントリーでも参加が可能なこと

・誰でも1科目1500円・2科目2600円で受験できること

・ネイティブ講師が直接読み上げすること

あたりは以前と変わらないよう。

 

採点は郵送で返却してくれて、採点者が回答用紙に色々と講評を書いてくれます。

自分も、発音と綴りの対照の仕方とか判別の仕方とか、あと文字が読めない!というクレームとか(デカデカとIllisible!!と書いてあった)、色々コメントをもらったのを覚えている。

 

オミクロン株の状況が厳しいという前提を横においてではあるけど、首都圏在住の方には是非受験をお勧めしたいです。ディクテの難しさ、奥深さには際限がないことに刺激をもらえて、学習のモチベーションを充填してもらえます。

あと仏検を受けようと思うけどディクテに苦手意識のある方には、課題解決のための訓練の機会としても良いのではないかと。

自分はディクテ党として、いずれは上級で満点を目指すぞと(実は本気で)思っていたけど、大阪に住んでいることもあって再受験する機会もないまま。。

欧明社の閉店を惜しむ

フランス語学習者にとってのお馴染み、欧明社が2月末で閉店する。アテネ・フランセにも出店していたと思うけど、そちらは既にクローズされているとのこと。

ここでは何回か通販を使って、ディクテ学習用の小説の音源(Livreaudio)を買ったことがある。バリエーションが豊富で選ぶのが楽しかった。

店に足を運んだことも一回だけあるけど、あまり広いとは言えない店内にビッシリ本や教材が積まれていて、フランス語学習者には夢のような場所だったな。

Googleレビューを見ると、在日フランス人と思しき方のも多く、その辺のライフライン的な役割もあったんだろうと思う。

 

今は20%引きの閉店セールを実施中らしいので、興味のある方はご覧になられてはと思います。

【欧明社バーゲン詳細】 - フランス語書籍専門 欧明社 Librairie OMEISHA

 

閉店理由が分からないので、この件については何も言えないけど、フランス語界隈の閉塞感、先細り感が辛いですね。何かブーム起こさないと。

 

(2/5 追記)
学習者の減少にコロナが重なったのが閉店の理由のようですね。

 

(2/11 追記)
丁寧な取材記事があったので追加します。

 

(4/17 追記)
オーナーの手記を追記します。日経IDの登録があれば無料で全文読めます。もうフランス語学習者のための市場は元には戻らないんでしょう。寂しくなった。

まいにちイタリア語を攻略する2022冬

 

夏秋とラジオ講座を聞き続けて、今やポータブルオーディオにNHKラジオ講座を取り込んで朝の通勤中に聞くのがすっかり習慣になってしまった。

まぁ雑食になるのはいいこと。色々なチャネルでイタリア語に触れあいたいと思います。

 

【入門編】「空想の作法 Sogniamo a occhi aperti」(10月~3月)(再放送)

自分がイタリアにいたとしたら— さまざまな場面を「空想」しながら会話を実践していく、ユニークなイタリア語入門。

 

10月からずっと聞いています。

今は月曜、火曜、水曜が、それぞれ動詞の現在形の活用、その成句・用法、その動詞に合わせた簡単な会話の空想(パーティーの準備とか、食事の勧誘とか)と、ホップステップジャンプで進む構成になっている。

朝比奈先生の軽妙な語り口が良いですね。入門編といえど、結構色々な蘊蓄を挟んでくれるので油断できない。

会話の内容自体はそんなに難しくないんだけど、テキストを読まないまま1.5倍速で聞いているので付いていくのが大変。まぁそのパニック感覚を楽しめれば(舐めてる)

 

 

【応用編】「“過去”のお悩み相談室 Passato prossimo o imperfetto?」(1月~3月)

2つの過去形「近過去」「半過去」をどう使い分ける?架空のリスナーからの質問に答えるスタイルで、詳しく解説。

 

秋に引き続いて新作。入門編でも出ている朝比奈先生(忙しい人だ)が、同じくクリスティアーノと、半過去と近過去(仏語でいう複合過去)の用法の違いについて説明するもの。

これはずっと学習してきたフランス語と規則が近く感じていて親しみやすい。最初の2週4課は基本的な定義の確認なので簡単だった(勝利宣言)。

と言いつつも、ここから色々な例外の説明があるみたいなので、24課緩まず聞いていきたいと思います。

 

・・遠過去(仏語で言う単純過去)も併せて説明してくれないかな。。今は書取で遠過去まみれになっているので切に思う。

マンゾーニの『いいなづけ』を書取する(本当に無謀)

イタリア語の小説で書取に適したものがないか色々探したが見つからない。色々思案したけど、これからマンゾーニの『いいなづけ』を書取します。

といっても、総計21時間超のボリュームがあって全部を書取するのは無理なので(書取終える前に人生が終わる)、序盤だけ行う予定。全38章中3章くらいまで出来れば。

 

先の年末年始に書取したウンベルト・エーコの『いいなづけ』は、マンゾーニのを25倍濃縮したダイジェスト版。これでも結構分量あったのに、この25倍ってスケールが想像できない。

 

以下、準備する教材。

 

原典は、すでにパブリックドメインになっているのでWikisourceで調達できます。美麗な挿絵も付いている。

 

 

日本語版も購入。かなり分厚い。あくまでも訳出の仕方を確認するためのサポート用途として使う。

 

 

音声は、Youtubeから取り込みます。この小説に関しては朗読している人が多く、探せばいくらでも見つかる。

 

 

・・書き取ろうと思った理由。

ウンベルト・エーコ版の『いいなづけ』の翻訳者である白崎先生が、本の中で、

「皆さんには、是非とも原作(マンゾーニ版)も読んでいただきたい、マンゾーニならではの微に入り細をうがった叙述の味わいにも是非触れて頂きたいと思います」

と書いていたのを見て、その誘いに乗ってみたくなったことによる(さすがに書取は奨めないと思うけど)

 

近代イタリア文学の金字塔にして、国民文学と称される作品を書き取るのは本当に楽しみ。

けど、1840年出版ということで今のイタリア語と変わってないだろうかとか、そもそも学習歴1年の自分には語彙も文法知識も全然足らないのではとか、不安も大きい。

まぁ楽しみながら進んでいけたら。

ウンベルト・エーコの『いいなづけ』を全て書取終える

ウンベルト・エーコの「いいなづけ」、年末年始を含め連続26日間で64分(解説除くと54分)を全部書き取った。

語彙が足りなくてかなり苦戦した。けど原作を25倍に濃縮しただけあって終わってみると本当にあっという間だった。

内容は文豪エーコが、マンゾーニによるイタリア文学の金字塔「いいなづけ」を少年少女向けに濃縮リライトし、解説を加えたもの。

それでも本の体裁は小説にはなっていて、エーコの軽妙なタッチが読ませる内容になっています。

 

初学者には良い本だと思う。極端に難しい単語、成句は使われていないし、時代考証に重きを置いた説明も分かりやすい。

使われる時制に関しては現在形中心で、近過去が散発的に使われる程度、遠過去はなく、接続法、条件法の使用も少ない。

 

・・やっぱり小説の書取は充実感があった。書き取ってきた1つ1つの文書の積み上げが少しずつ自分の語学の血肉(気持ち悪い)になっていく感覚がある。

イタリア語でも、フランス語時代と同じく、小説の書取を学習の軸にしていけたらなと思う。。けど実はこの後に何を書取するかは全然決まっていない。

イタリア文学の無料リーブロオーディオ(読み上げ素材)が極端に少ないのがしんどいところ。題材を探している間は復習をします。

 

給与計算実務能力検定 2 級(2021年11月)結果とまとめ

去年の勤労感謝の日に受けた試験の件。

既に年末に結果が判明していたらしい。封書もメール通知も来ていなかったので遅いなと思ってポータルサイトを見てみたところ・・

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いつの間にか結果が発表されていた。

なんとか合格して安堵しました。自分よくやった。個人情報保護士の時ほど勉強していなかったので、厳しいかなと思ったけど、計算問題で何とか逃げ切った。

 

1)対策まとめ

まとめといっても、15時間くらいしか勉強してないし全然大したこと書けません(いつも大したこと書いてないけど)。

 

過去問がないので(サンプル問題はに少しある)、この公式テキストをやっただけ。

 

2級は計算問題5問×6点、短答問題35問×2点で構成されるのだけど、とにかく計算問題を全問正解できるように準備することが大前提。

参考書の後ろの方の計算問題15題をしっかり網羅して、手順を頭に叩き込むことが大事です。

 

短答問題については、計算問題が全部解ければ35問中20問だけ解けば良いわけだし楽勝かなと少し舐めていたけど、予想以上に難しかった。

人事と総務の業務経験による常識力で解ける問題もあるけど、実務をやっていないと解けない問題も結構多いです。

公式テキストは全編を通じて統一的なフォーマットで書かれていないし、練習問題も少ないので試験対策にはあまり向いてない。

それにテキストにない範囲からの出題もちらほらあります。対策講座を受講する方に付加価値を作りたいのもあるかもしれないけど、あまり印象良くないですね。

 

ライブ講座一覧|人事・総務・経理でつかえる資格取得|実務能力開発支援協会

協会の用意する2級対策講座は2つあります。対策講座(25000円)と模擬試験講座が(15000円)用意されていて、それぞれ試験の核心に近いツボを教えてくれるんだと思います。40000円で合格を買うかという話ですね。

 

2)その他

運営面の話。合格証明書の発行に別途2000円、2年後の資格失効時の更新にも別途5000円必要なのがしんどい。どうせすぐに失効するんだと思うと、受験するモチベーションが下がってしまいますね。

なんか文句ばっかりになってしまったけど(すいません)、この資格のおかげで給与計算の基礎は整ったかなと思う。気が向いて時間が許せば11月に1級を受けたいと思います。

 

(2022/11/23 追記)懲りずに1級受けてきました。

2022年の目標を立てる

今年も宜しくお願いします。
しばらくは書取を通じてイタリア語学習を続けていきます。

今年の目標について。
勿論楽しく学習し続ける事が第一なのだけど、それに加えて今年は、去年エントリー前に逃げたイタリア語検定を受けようと思います。

目的は、学習のモチベーションのため、勉強の進度を確かめるため、検定協会を助けるため、そして合格してドヤ顔で自慢するため(人間として小さい)

まだ何級を受けるか、対策をどうするか、先生を付けるか、何も考えていないけど、少しずつ情報を集めたい。

って公式を覗いてみたら、春の部の3月の開催はIBT(インターネットベースのテスト)での開催になるんだと。合格認定証(免状)が貰えないのは残念ですね(もう受かった気でいる。)

www.iken.gr.jp

まいにちイタリア語応用編(マッテオのレシピ12か月)を踏破する

 

3ヵ月24日分を踏破。全部のテキストを逃さず書取したので時間を要した。

講師のマッテオさんのネアカな感じと、柴田さんの(若いのに)落ち着いた感じのバランスが良くて、安心して聞き進むことが出来た。

レベルとしてはどうだろう、初中級者くらいかな。まぁ解説も丁寧だし、文法を一通り抑えた人なら何とかなると思います。

それにしても、マッテオさんの親族の溢れんばかりのヴァイタリティと文化資本の太さ、歴史風俗を大事にするイタリア人のウェイオブライフ(イルモードデラヴィータ)が興味深かった。

この講座のモチーフ、イタリア語だけでなくフランス語、中国語、韓国語とか他の言語でも聴きたいなあと思ってしまった。モチーフとして汎用性があると思うんだ。(ってやってるのかな)

 

・・これで今年の更新も終わり。

とにかく1年間、楽しく、無事にイタリア語の勉強を続けられたことに感謝します。ブログに来訪いただいた皆様、これまで色々有難うございました。

イタリア語も小説の書取で捗る

 

ウンベルト・エーコの「いいなづけ」を書取し始めて1週間。モチベーション高く続けられています。

自分はフランス語学習時代に、小説の書取が面白いって何度も宣伝していたんだけど、イタリア語でもやっぱり面白いです。

単純に普通の市販教材を書取する楽しみを10くらい、小説を原書でただ読む時の楽しさを30くらいと仮定すると、小説を書き取る楽しみは200を超えると思う。

毎日の勉強のモチベーションも、これまでと全然違う。自分の書取の不出来にガッカリしつつも、著者に励まされながら話の成り行きを追いかけ、ゴールへ少しずつ少しずつ進むのが自分の性に合ってるんだと思う。

 

技術的には、イタリア語はフランス語と違って黙字がないので、単複性数の判別とかに悩むことも少ないし、発音の解釈で綴り起こしに悩む要素はあまり多くない。

けど、逆に割と頻繁に表れる縮約の規則の理解とか、主語を省略したり倒置することによる文の形の把握が結構難しくて、正確な書取が妨げられている感じ。

あともちろん語彙もまだ全然足りません。。

 

・・このまま年末年始も突き進んでいきます。